感じたことを大切にして、コトリ会議の2年ぶり長編「おかえりなさせませんなさい」開幕
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コトリ会議「おかえりなさせませんなさい」より。
コトリ会議「おかえりなさせませんなさい」が、昨日12月5日に兵庫のAI・HALLで開幕した。
これはコトリ会議の2年ぶりとなる新作長編。今回の舞台は100年後の未来。第八次世界大戦の尾を引いた第八次半世界大戦が各所で勃発する中、日本のとある喫茶店に山生(やませ)家の家族が集う。実は長女の夫に、国防軍への召集令状が届いたのだった……。作劇を手がけるのは山本正典。出演者には山本のほか、大石丈太郎、川端真奈、三ヶ日晩、花屋敷鴨、原竹志、吉田凪詐が名を連ねた。
初日を迎え山本は「一寸先は闇のような日々が続いています。明日も明後日も、舞台美術のドアを開くたび『ああ良かった』と思うのでしょう。登場人物たちは『ああ良かった』と思える環境にはいません。出演者である僕は『ああ良かった』『良くないよ!』両者の心に挟まれて葛藤するのでしょう」とコメント。またコトリ会議の若旦那家康は「描かれているのは荒唐無稽な世界かもしれませんが、その舞台上の世界も、登場人物の心情も、今現在の自分の置かれている状況を考えされるものになっています。ただ笑って観ることもできるし、頭をひねることもできるし、自由に観て、感じたことを大切にしてもらえたら嬉しいです」と述べた。
上演時間は1時間40分。公演は12月9日まで行われる。
山本正典コメント
「おかえりなさせませんなさい」公演初日を観て頂くことが出来て、ひとまずホッとしています。
出演者、スタッフ、そして観に来てくださったお客様も、皆んなで無事にその日を迎えられました。一寸先は闇のような日々が続いています。
明日も明後日も、舞台美術のドアを開くたび「ああ良かった」と思うのでしょう。登場人物たちは「ああ良かった」と思える環境にはいません。
出演者である僕は「ああ良かった」「良くないよ!」両者の心に挟まれて葛藤するのでしょう。
若旦那家康のコメント
描かれているのは荒唐無稽な世界かもしれませんが、その舞台上の世界も、登場人物の心情も、今現在の自分の置かれている状況を考えされるものになっています。
ただ笑って観ることもできるし、頭をひねることもできるし、自由に観て、感じたことを大切にしてもらえたら嬉しいです。
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