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束芋、やなぎみわ、森山未來らが参加『阪神・淡路大震災30年 企画展 1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち』兵庫県立美術館で

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参考:梅田哲也「梅田哲也イン別府『O滞』」2020年 役者:森山未來ほか

2024年12月21日(土)より、兵庫県立美術館では、『阪神・淡路大震災30年 企画展 1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち』を開催する。震災から30年目の節目の年となる2025年に6組7名のアーティストを迎えて行う同展は、特別展覧会場で開催される震災をテーマとした初の自主企画展だ。

出品作家は以下の7名。乗り物に植物や生態系を組み合わせ、「移動」と「循環」をテーマにした作品を発表してきた國府理(2014年に逝去)、日本の伝統的な木版画の色彩を思わせる手描きのアニメーションで、現代社会に潜む問題をシュールに表現してきた束芋、写真から舞台まで多彩なメディアを横断し、既存のイメージやオブジェクトを起点にした作品を手掛ける田村友一郎。俳優として活躍しながらダンサーとしても活動の幅を広げる森山未來と、現地にある日常的な素材と物理現象としての動力を活用したインスタレーションに加え、多彩なパフォーマンスを繰り広げている梅田哲也はコラボレーションによる制作と発表を行う。さらにジェンダーや老いなどを合成写真の手法を用いた表現で注目され、2011年からは演劇活動も行っているやなぎみわ、そして20世紀のイデオロギーをテーマに戦争や震災の傷跡が残る世界各国の土地やものに宿る様々な記憶を詩情豊かな写真作品として発表している米田知子。

参考:束芋《dolefullhouse》2007年 兵庫県立美術館蔵 ©Tabaimo/Courtesy of Gallery Koyanagi

阪神・淡路大震災のあった1995年から30年の間に、アメリカ同時多発テロ(2001年)、東日本大震災(2011年)、ロシア軍によるウクライナ侵攻(2022年)、能登半島地震(2024年)と、世界は多くの自然災害や紛争見舞われた。近年、明るい未来を想像することがますます難しい状況になっているが、同展は今それぞれに生きる「わたしたち」こそ「希望」の出発点になることを願った展覧会だ。  

参考:やなぎみわ《「女神と男神が桃の木の下で別れる」川中島 II 》2016年

  アーティスト・トークやギャラリートークなどの関連イベントも行われる。詳細は美術館ホームページで確認を。

<開催概要>
『阪神・淡路大震災30年 企画展 1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち』

会期:2024年12月21日(土)〜2025年3月9日(日)
会場:兵庫県立美術館
時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜(1月13日、2月24日は開館)、1月14日(火)、2月25日(火)、12月29日(日)~1月3日(金)
公式サイト:
https://www.artm.pref.hyogo.jp/

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