「17歳の瞳に映る世界」のタリア・ライダー主演作「スイート・イースト」3月公開
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「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」ポスタービジュアル
第76回カンヌ国際映画祭にて監督週間に選出された映画「The Sweet East」が、「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」の邦題で3月14日に東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。このたびメインビジュアル、特報、監督のショーン・プライス・ウィリアムズのコメントが到着した。
本作の主人公は、米サウスカロライナ州で暮らす高校3年生のリリアン。彼女は、彼氏のトロイ、親友のテッサ、トロイにちょっかいを出すアナベルたち同級生と、修学旅行でワシントンD.C.に来ていた。夜、彼らとともにカラオケバーを訪れるも、陰謀論に取り憑かれた若い男による銃乱射事件に巻き込まれてしまうリリアン。その場にいたパンク・ファッションの人物と逃げ込んだ店のトイレで、彼女は地下通路へとつながる“秘密の扉”を見つけるのだった。
リリアンを「17歳の瞳に映る世界」のタリア・ライダーが演じたほか、「レッド・ロケット」のサイモン・レックス、「プリシラ」のジェイコブ・エロルディ、ニック・ケイヴの息子であるアール・ケイヴ、Netflixシリーズ「エミリー、パリへ行く」のジェレミー・O・ハリスも出演。「グッド・タイム」などの撮影監督として知られるウィリアムズが、本作で監督デビューを果たした。
このたびYouTubeで解禁された映像には、リリアンがこちらに向かってウインクするシーンや、古風なドレスを身にまとった彼女の姿、カラオケバーに響く銃声や悲鳴、リリアンが星条旗を背に不適な笑みを浮かべて去る様子などが収められた。鏡に映るリリアンの表情を捉えたビジュアルには、「楽しくて、こわいものがない私。」というコピーが添えられている。ウィリアムズのコメントは下記の通り。
※「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」はR15+指定作品
ショーン・プライス・ウィリアムズ コメント
本作はすでに私たちが目にしている多くのことを予見していると思います。脚本は最初のトランプ政権時代に書かれました。ただ、彼の名前は意図的に一切出していません。瞬時に「時代遅れ」になってしまうからです。しかし、アメリカの歴史は動きが速く、激しく揺れ動きます。確かに、私を苛立たせることがいくつか起きています。それでも、アメリカ人の情熱を信じています。私たちは依然として最も協調的でない市民の集まりであり、その燃え立つ個人主義こそが、私たちを先見的な存在にしていると思います。
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