『堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE』立川・PLAY! MUSEUMで 絵本や雑誌などの仕事を3つのテーマで紐解く
アート
ニュース
『anan』表紙(11号、1970年)平凡出版 ©マガジンハウス ©Seiichi Horiuchi
続きを読むフォトギャラリー(19件)
すべて見る東京・立川にある、絵とことばのミュージアム、PLAY! MUSEUMでは、2025年1月22日 (水)より、『堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE』を開催する。
1987年、54歳という若さでこの世を去った堀内誠一(1932~1987)は、雑誌『anan』や『BRUTUS』(ともに平凡出版、現・マガジンハウス)のアートディレクションや、絵本『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)の作画で知られるクリエイター。同展では「FASHION」「FANTASY」「FUTURE」という3つのテーマに沿って異なる展示空間をつくり、それぞれの展覧会を同時開催する。
まずアートディレクターの有山達也が空間構成を担当する「FASHION」展では、堀内が創刊から49号までを手掛けたファッション雑誌『anan』の魅力を紐解いていく。1970年、日本初の大判のビジュアル女性誌として誕生した『anan』。そのアートディレクターに大抜擢された堀内は、女性の生きる歓びを高らかに歌い上げ、新時代を切り拓く雑誌作りに邁進。その後のエディトリアルデザインにも大きな影響を与えた。
「FANTASY」展は、堀内が取り組んだ絵本の仕事から『くろうまブランキー』『雪わたり』『ぐるんぱのようちえん』(すべて福音館書店)、『オズの魔法使い』(世界文化社、のちの偕成社)など、ファンタジーを色濃く感じる作品を展示。光や音の演出ともに多くの絵本原画を紹介する同展は、建築家・インテリアデザイナーの設計事務所imaが担当する。
「FUTURE」展は、堀内を敬愛する100人が好きな作品を推挙し、それぞれ彼から受け取ったものを、未来へ伝えたい言葉とともに展示。堀内の多彩な作品から未来へのヒントを見い出し、共有する希望に満ちた展示空間は、デザイナーの三宅瑠人と岡﨑由佳が担当している。。
そのほか象のぐるんぱが笑顔で歩きまわる『ぐるんぱのようちえん』の祝祭広場や、堀内が手掛けた雑誌、愛した絵本を集めたブック・カフェも会期中限定でオープン。また雑貨、アパレル、ステーショナリーなど、オリジナルグッズも販売する。
<開催概要>
『堀内誠⼀展 FASHION・FANTASY・FUTURE』
会期:2025年1⽉22⽇(⽔)〜4⽉6⽇(⽇) ※無休
会場:PLAY! MUSEUM
時間:10:00~17:00、⼟⽇祝は18:00まで(⼊場は閉館30分前まで)
料金:⼀般1,800 円、⼤学1,200 円、⾼校1,000 円、中小600 円
※立川割りあり
公式サイト:
https://play2020.jp/article/seiichi_horiuchi/
フォトギャラリー(19件)
すべて見る