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トランスジェンダーの歌手と、ボクサーが愛を紡ぐ「その花は夜に咲く」公開

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ナタリー

「その花は夜に咲く」ポスタービジュアル

「第三夫人と髪飾り」のアッシュ・メイフェアが監督・脚本を担う「その花は夜に咲く」が、3月21日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開されるとわかった。

1998年のベトナム・サイゴンを舞台とする本作は、望まぬ性に生まれながらも歌手として活動するサンと、闇の地下ボクシングに手を染めるナムが織りなすラブストーリー。若い2人は夜の世界に飲まれ、嫉妬や裏切り、焦りや不安によって少しずつ距離が生まれていく。

ミス・インターナショナル・クイーン2023ベトナム大会でベストフェイス賞を受賞し、自らもトランスジェンダーであるチャン・クアンがサン役で映画初出演。ナム役にはヴォー・ディエン・ザー・フイが選ばれ、ファン・ティ・キム・ガン、井上肇もキャストに名を連ねた。

アッシュ・メイフェアは自身の中学時代の経験や記憶をもとに本作を制作。トランスジェンダーの友人をモデルにサンのキャラクター像を作り上げた。彼女は「近年、ベトナムではレズビアンやゲイのコミュニティに対して受け入れが増えてきていますが、今もなお、トランスジェンダーコミュニティはまだ政府や社会から厳しい差別を受けています。このテーマの重要性だけでなく、若い少女サンが私たちのためにカメラの前で夢を追いかける姿から、私はこの映画を作りました」と経緯を語った。

「その花は夜に咲く」の配給はビターズ・エンドが担当する。

※「その花は夜に咲く」はR15+指定作品