“ハンブルクの至宝”アッツォーニ、リアブコが愛をテーマに紡ぐストーリーバレエ『EOL』 2025年5月に日本初演
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すべて見るドイツの名門カンパニー、ハンブルク・バレエ団で長くプリンシパルとして活躍し、日本をはじめ世界各地の劇場で多くの観客に感動をもたらしてきたダンサー、シルヴィア・アッツォーニとアレクサンドル・リアブコが2025年5月に来日、日本初演となる作品『EOL(イー・オー・エル)』を上演する。ハンブルク・バレエ団を率いた巨匠、ジョン・ノイマイヤーの数々の作品で主要な役柄を演じ、その美しい佇まいと深みある表現で唯一無二の存在感を印象付け、“ハンブルクの至宝”とも称される彼ら。そのふたりのために振付けられた作品が、日本のアーティストたちの力を得て、日本公演のためだけの特別上演版として届けられる。
公私にわたるパートナーであり、表現者として互いになくてはならない存在であるふたりが、ハンブルク・バレエ団出身のダンサー、振付家であるティアゴ・ボルディン、ピアニストのミハウ・ヤウクの協力を得て『Echoes of Life』を初演したのは2022年、イタリア・ヴィチェンツァでのこと。同じくハンブルク・バレエ団出身のクリスティーナ・パウリン、マーク・ジュベテも振付に参加、ギリシャ神話のナルキッソスとエコーの恋物語に想を得て創作されたふたりの愛の物語は、イタリア各地、ドイツで上演され、賞賛を浴びた。
あらためて『EOL』というタイトルを掲げての今回の日本初演にあたっては、ローザンヌ国際バレエコンクールでの優勝やパリ・オペラ座バレエ団契約団員としての活躍が注目され、現在はフリーランスとして輝かしいキャリアを重ねる二山治雄がゲスト出演。パウリンによって新たに振付けられるアッツォーニ、リアブコとのパ・ド・トロワ、二山のふたつのソロパートは、ファンが大いに期待するところだ。音楽は、ドビュッシー、ラヴェル、ラフマニノフまたバッハやグラスに至るまで、すべてピアニストのヤウクによる生演奏。ノイマイヤーの『椿姫』はじめ、ハンブルク・バレエ団の公演でもソリストとして活躍するヤウクの演奏により、“時を超えて呼応し続ける愛”の世界が繰り広げられる。
アッツォーニたっての願いにより実現する、日本のアーティストとのコラボレーションにも注目だ。クリエイティヴディレクションを担うのは、写真家の井上ユミコ。昨今バレエ公演の企画も手掛け、2022年、2024年には『BALLET TheNewClassic』を上演して話題となったが、『EOL』でも特別な劇場体験を追求。ダンサーの息づかいまでが聴こえる至近距離での鑑賞体験を実現すべく、会場は、たった288席という限られた客席数の劇場、彩の国さいたま芸術劇場小ホールを選んだ。衣裳制作には、パリ・ファッションウィークなどでも注目される、CFCLの参画が決定。ダンサーの繊細な表現や動きに寄り添う伸縮性に富んだ軽やかな素材を用いて、バレエ公演という新たなシーンでさらなる可能性を見せる。類い稀な才能を持つふたりのダンサーと、日本のアーティストたちによってどんな舞台が実現するのか、多くのファンが期待を寄せている。
チケットの一般発売は2024年12月26日(木) より開始。
<公演情報>
『EOL(イー・オー・エル)』
日程:2025年5月23日(金) 〜25日(日)
会場:埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
出演:シルヴィア・アッツォーニ(ハンブルク・バレエ団プリンシパル)
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ団プリンシパル)
二山治雄
演奏:ミハウ・ヤウク(ピアノ)
振付:クリスティーナ・パウリン
ティアゴ・ボルディン
マーク・ジュベテ
クリエイティヴディレクション:井上ユミコ(ALEXANDRE)
衣裳:CFCL
舞台美術:常盤あゆみ
チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2434206
公式サイト
https://www.eol-japan.com/
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