ONE N’ ONLYがSWAGと過ごした愛と笑顔の聖夜「来年もきっといい年になる」ONE N’ LIVE 2024 ハピホリ ~Merry XmaSWAG~ライブレポート
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ONE N’ LIVE 2024 ハピホリ ~Merry XmaSWAG~
ONE N’ ONLYが12月24日と25日にTOKYO DOME CITY HALLにてクリスマスライブ「ONE N’ LIVE 2024 ハピホリ ~Merry XmaSWAG~」を行なった。本記事では、12月24日(火) に行なわれた公演の模様をレポートする。
王道なクリスマスを楽しむ6人の姿からスタート

大きなツリーやイルミネーションが光るクリスマスムード漂う東京ドームシティ。そこに位置するTOKYO DOME CITY HALLにて行なわれたこの日のライブでは、会場に入るやいなや聞き馴染みのあるクリスマスソングが流れていた。さらに、そこには赤や白、緑といったクリスマスカラーの装いを身に纏ったSWAG(ONE N’ ONLYファンの呼称)の姿も。この夏行なわれたファンクラブツアー「ONE N’ ONLY FC TOUR 2024 ~SWAG祭~」にて発表されたこの日のライブを心待ちにしていた様子が伺われた。
そんな中、定刻を迎えて映し出されたのはクリスマス感たっぷりのティーザー映像。モニターの中には、赤のベルベット衣装を纏いツリーの前で笑うメンバーの姿が。クリスマスならではの温かな雰囲気と多幸感溢れる映像に、SWAGからは大きな歓声があがった。
映像が開けると、クリスマスプレゼントや夜空を彷彿とさせる煌びやかなステージに横1列に並んだメンバーが登場。NAOYAが考えたという最初の衣装は、赤いフード付きのローブ。後から聞いたところによると、サンタをイメージしてのアイディアだそうだ。そして、歌い上げたのはクリスマスにふさわしい楽曲「GIFT」。《その全てが 君を満たすのなら 限りなく贈るよ》という歌詞は、もうすでにクリスマスイブという大切な日をONE N’ ONLYと過ごすことに決めたSWAGに対する最高のプレゼントのように感じた。

続けて披露された「Call me」では、ステージを広く使い2フロアに分かれた上部に登ったり、上手と下手のギリギリのところまで行ってみたりしながら、会場全体に楽しげにアピールするメンバー。そんなメンバーに応える形でサビ部分では会場が一体となりダンス。白い光を灯すペンライトが美しく輝いていた。ノンストップで披露されたのは、疾走感あふれるメロディが特長的な「Freaking Happy」。同曲のイントロが流れ出すと「みんなをこの曲でハッピーにします!」とTETTAが満面の笑みで絶叫。ポジティブな歌詞も相まって、会場には明るい時間が流れた。

3曲を披露したところで、この日最初のMCが。「皆さん楽しんでますか?」と会場を煽ったHAYATOは「待ちに待った今日はクリスマスイブ!皆さん、ワンエンのライブを選んでくれてありがとう!」と、SWAGにめいっぱい感謝を伝えた。続けてEIKUは「今日はワンエンがサンタになって、みなさんに素敵なプレゼントを……。プレゼントはないんですけど、気持ちでプレゼントしたいと思います」とマイペースに話した。また、衣装を担当したNAOYAは「クリスマス仕様にしてくださいとたくさんお願いしました」とポイントを解説。さらに、ローブを脱ぐと胸元にフリルが施されたシャツに、赤のベスト、少しバルーン風に広がった黒のサンタ風の衣装をお披露目。ファンからは口々に「かわいい!」の声が。その流れのまま、HAYATOがファンに声出しをさせ、再びライブ本編へと戻った。
クリスマスメドレーでは表現力の幅広さを見せつけ

MC明け1発目は「I Don't Know」。青のライトの中で雰囲気を一変させた6人。緩急の溢れるサウンドで、力強くダンスし、歌唱パートではREIを中心に儚げな表情を見せていたのが印象的だった。そのままノンストップで披露したのは色っぽい雰囲気が漂う1曲「What's Your Favorite?」。先ほどとは一変したピンク色のライトの中で、妖艶に歌ったかと思えば、サビでは一糸乱れぬフォーメーションダンスで魅せる6人の姿が光った。
暗転したステージでは、再び映像が。最初の映像とは雰囲気を変え、今度はプレゼントに隠れられるほど小さくなったメンバーの姿が。家主に見つからないようにしながらも、みんなで楽しいひと時を過ごす小さな6人の姿に会場からは再び「かわいい!」の声が。
すると、ステージには大きなバルーンのクリスマスツリーと雪だるまのモニュメントが登場。そこで白を基調とした衣装に身を包んだEIKUとHAYATOが楽しそうに「ジングルベル」を歌唱。ステージ上部で眠ったような表情を見せているメンバーを次々と起こし、楽しいクリスマスパーティーが再び始まった。



2番の冒頭ではTETTA、KENSHIN、NAOYA、HAYATOが横並びになって、同じ方向に首を揺らしたり、大きなクリスマスリースをメンバーがパスしあったりとわちゃわちゃ感満載。続く「赤鼻のトナカイ」では、トランプで対戦したり、椅子を転がしあったりするなど終始楽しげな雰囲気が続いた。
「Happy Holiday」ではキャンディケインのようなステッキを持ちダンスする6人。しかし、盛り上がっていると映像の中にも登場した家主と思われる足音が再び。焦って、フリーズしたメンバーはその後、小さな人の設定を生かしたまま、高音のアフレコに合わせて小競り合い。かと思いきや、電飾が流れるサングラスを6人で着用し「Dark Knight」「LA DI DA」「DOMINO」をテンポよく披露。かわいらしいクリスマスソングから、スキルの高いダンス楽曲まで自分のものにしてしまう6人の表現力の高さを実感させられた。




そんなメドレーの最後に披露されたのはバラード曲「You are」。《世界中の誰よりも 幸せにしたいよ》などと言った甘い歌詞は、クリスマスイブの夜にふさわしく、会場も見惚れている様子。先ほどまで激しく光っていたペンライトがゆっくりと揺れる様子は、クリスマスライブを彩っていた。
ストレートなラブソングで幻想的な雰囲気に包まれた中、モニターに映し出されたのは「Ring The Bells」の文字。SNSでは出していたもののフルバージョンでは、この日が初のお披露目となる新曲のため、ファンは大興奮。EIKUがハンドベルを鳴らしたような仕草でステップを踏むと、5人もそれに続くかわいらしい振り付けにSWAGからは黄色い歓声が上がっていた。
メンバー同士で私物をプレゼント交換

ここまでを終え、2度目のMCタイムに突入。そこでは、メンバーがお互いの私物を交換し合う企画プレゼント交換が行なわれた。「Free Hug」の音楽に合わせ、プレゼントの周りをぐるりと囲むメンバー。最終的に曲が止まったところで、一番近くにあったプレゼントをそれぞれが手にした。まず、開封したのはNAOYA。気になるその中身は電気バリブラシとフェイスパックの美容セット。しかし、これにはNAOYA「うわー嫌だ!髪の毛ついている」とまさかの絶叫。しかし、送り主のTETTAは「でも、美容男子に当たってよかった」とポジティブに反応して見せた。
次に開封したEIKUは大きなクリスマスソックスの袋に大興奮。その中身は、パーカーやセットアップの服、ブラウンのパンツと洋服とカバンが合計5点。あまりの豪華さに、会場からは驚きの声が上がり、EIKUも「ちょっと待って、俺のが霞むから!」と焦りを見せた。この豪華なプレゼントについて、NAOYAは「お菓子の詰め合わせならぬ、NAOYAの私服の詰め合わせを作ってみました」と得意げに話した。
バスケットボールをゲットしたのはKENSHIN。これには少々困り君に「え?」と困惑したリアクションを見せるKENSHIN。送り主のREIは「一応、一番良いモデルのやつなんですけど。私、運動をだいぶしなくなりまして……」と説明。KENSHINは「でも、昔バスケやってたからね。小学生の時、日曜日だけバスケしてたから」と声を弾ませ「ありがとう!」と感謝した。

TETTAに送られたのは、謎の形状をしたモーションランプ。リキッドと蝋が温められることで対流が生まれるといったものである。これを送ったのはHAYATO。「電源入れるとめちゃくちゃかっけぇの!」と熱弁。「家に置きたくて買ったんだけど、開けるのめんどくさくて放置していました」と照れくさそうに発言。「TETTA似合うと思う!」と太鼓判を押した。
続いてHAYATOは開封してすぐに「あ、これ見たことある!」と大興奮。その内容は、送り主のKENSHINが複数のカラーバリエーションを所持するトップスだった。これには「実は去年、TETTAと2人でプレゼント交換したときに、黒のジッパーのものをあげて」とKENSHIN。まさかのメンバーの半数が、同じトップスをおそろいで所有するということについてファンからはざわめきと歓声が起こっていた。
最後にREIが開封したのは、ダッドスニーカー。しかし、それはきちんと使用感がある靴でREIは少々浮かない表情。「4年前に買った」とEIKUが話すと、「4年前ですか!?」と驚きを隠せないでいた。また、靴のサイズが合わないことも危惧し「ちょっとコレクションとして、飾っておきます」とまとめた。
プレゼント交換を終え、HAYATOは「今度はSWAGとしたいよね、プレゼント交換。席が隣の人同士で交換したりして……」と言うと、観客席からは微妙な反応が。これには「いらねーみたいな顔するなよ」とSWAGにHAYATOがツッコミ。「でも、なんかプレゼントお互いしあうと、その人のことをもっと理解できて、チームワークが深まった気がします」と続けた。
アンコールでは、満を持しての演奏タイムも

HAYATOがフロアごとに声出しを呼びかけたあとで、ライブは後半戦へ。KENSHINが「ハッピーホリデー過ごせてますか?」と観客の声を聞き始まったのは、ポップな1曲「HOLIDAY」。曲中では、ラップパートやメンバーの名前を呼ぶシーンで会場が元気に声出しするシーンもあり。曲の途中からはKENSHINの先導に合わせて「ワンエン!」や「ハピホリ!」と会場が声を出したり、REIとEIKUの動きに合わせてペンライトを振るなどの演出も。そこに残りの3人のメンバー、NAOYA、TETTA、HAYATOがラメ感がかわいらしい青色のジャケットにゴールドのラインが光るジャケット姿で登場。今度は3人の呼びかけに合わせて、ウェーブやクラップで盛り上げるシーンが見られた。
全員が衣装チェンジを済ませたところで披露されたのは「SAVIOR」。青のレーザーの中で力強く踊る6人の姿に会場のボルテージは一気に上昇。そのままノンストップで披露された「Departure」ではサビでステージが真っ赤に染まる一幕も。ワンエンならではの、クールでありながらも熱いステージにファンは釘付けとなっていた。


そんな盛り上がりの中「Fiesta」では6人全員がアリーナ席へと降りる場面も。アリーナにいる観客の声援に応えつつ、時折、お立ち台へと登って、上のフロアで楽しむファンにも大きく手を振る姿も。《Oh-e-o,oh-e-o》の部分では6人とSWAGの声が1つに。一体となり生まれた熱い空気に包まれていた。
ボルテージが上がりっぱなしの後半戦「最後の曲です」と言う前振りとともに披露したのは前進する勇気を与える応援ソング「We Just Don't Care」。ボーカル組のファルセットが美しく響き渡る中、曲の終わりには赤いカーテンが下がり終幕。ワンエンとのクリスマスのひとときはあっという間に幕を閉じた。


鳴り止まない「ワンエン」に応える形で始まったアンコールでは、赤いカーテンにソリを引くトナカイとサンタの姿が映し出されスタート。いざ、幕が開くと黒のタキシード風の姿に蝶ネクタイをつけた6人が。2年前にも披露されたハンドベルによる「ジングルベル」の生演奏タイムが始まった。
これにはファンも時折「お〜!」と反応しながら、6人による演奏の成功を見守り。サビ前からはEIKUが単身、鈴を担当するなどチャーミングな演出を見せつつも、演奏は大成功。この結果に、メンバーは深々とお辞儀をし、SWAGは大きな歓声を送った。
2024年ラストのSWAGに感謝と愛を伝えたラストスパート

HAYATOの「次の曲で最後なんですけど……」という紹介のもと、最後に披露されたのはクリスマスらしくアレンジされた「My Love」。曲が始まると「みなさん今日は本当に来てくれて、ありがとうございます!」とKENSHIN。NAOYAは曲中で「みんな、愛しているよ!」と呼びかけ。REIがHAYATOのほっぺを掴んだり、EIKUとNAOYAが曲中にハートを作ったりするなか、会場の上部からはハートのペーパーアイテムが降り注ぐ。できるだけ、多くのSWAGと目を合わせようとするSWAGの姿も相待って、愛に溢れた時間となった。
そして、最後には一人一人が挨拶。まずは「今日は来ていただきありがとうございます。クリスマスを感じることできましたか?クリスマスという時間を僕たちにくれてありがとうございます。そして、2024年最後のライブという人も多いかと思います。2024年はヨンナナ(47都道府県ツアー)を完走したり、いろんなことがありましたけど、みなさんがいたからこそできたことだと思います。2025年も止まらず突っ走っていくので、ぜひついてきてください」とNAOYA。続けてEIKUは「今年はSWAGと一緒にイブを過ごせて本当に幸せでしたし、今年はたくさんいろんなことがあったりとか、最近だと個々の仕事が増えたりとかしてるんですけれども、でもONE N’ ONLYがあってSWAGがいるからこそ、いろんなことに繋がってますので、皆さん引き続き、この先もずっとよろしくお願いします」と挨拶。
KENSHINは「楽しかったですか?」と呼びかけ、イヤモニを外してファンの声を聞きいる一幕も。「クリスマスライブならではのことが、たくさんできましたし、今回はクリスマスイブとクリスマス当日をSWAGのみんなと過ごせるっていうことで、すごく幸せに思います」としみじみ。さらに「2024年すごく楽しい1年だったなと思いますし、素敵なライブが今日できたんで、来年もきっといい年になるんじゃないかなと思っています」と続け、最後には「ハンドベル、もっと頑張りまーす」とお茶目に締めた。
続くTETTAは「こんなにもたくさんの人たちが、この大事なクリスマスイブに来てくれるということが本当に嬉しいです。クリスマス、みんなと直接会って、SWAGの顔を見て、やっとクリスマス来たぜっていう感覚になるので、やっぱどこのクリスマスツリーとかイルミネーション見るよりも、SWAGと会わないとクリスマスが僕は始まらないので、もう毎年やろう!」と力強く呼びかけた。
「皆さん今日はクリスマスライブにお集まりいただきありがとうございます」とREI。「今日は、平日開催という中でしたクリスマスライブなんですが、本当にSWAGの皆さんがそんな中で、仕事終わってから来るよとか、今日会社休みましたとか、もちろんチケットの兼ね合いでこれないSWAGもいるんですけど、ちゃんと1人1人気持ちを受け取ってます」とコメントし「本当に、そういう人たちのおかげで僕たちがこうして楽しいクリスマスを過ごせるかと思うと、本当に僕たち6人幸せに思っております。いつも熱い応援ありがとうございます」と感謝を語った。

最後にHAYATOは、ラストの曲「My Love」で落ちてきたハートのペーパーアイテムを持ちながら「今日は最高のクリスマスイブになったんじゃないかなと思います!楽しかった人ー?クリスマスイブ感じれた人ー?」と大きな声で呼びかけ。「いいね、みんなの表情がクリスマスイブの表情をしています!」と言うとREIから「それは、具体的に?」とツッコまれる一幕も。「今回はいつものツアーとかライブよりもはっちゃけてね、何か楽しいことしようぜっていうのでやってたんですけども、本当にみんなの顔を見れて、すごく嬉しかったですし、2024年は、47ツアーで会いに来てくれることって本当にすごいことなんだなっていう思いを感じたし、一緒にライブを楽しむっていうことに対しての熱いものを感じることができました。来年もっといい年に必ずしますし、SWAGの方をもっとハッピーに幸せにすると約束しますので、2025年も応援よろしくお願いします!」と呼びかけ。


最後に「また絶対、笑顔で会いましょう!」とHAYATO。6人は会場の隅から隅へと手を振り、ゆっくりと幕の中へと去っていき、ライブは終了した。 来年春にはライブツアーと日本武道館公演を開催することを発表したONE N’ ONLY。常にパワーアップし続ける彼らを2025年も見守っていきたい。
取材・文/於ありさ、撮影/笹森健一
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