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杢代和人が常に笑顔でいられる理由「夢を叶えることで、自分もみんなも幸せに」

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杢代和人 (撮影:映美)

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“レベチイケメン”の冠に恥じないルックスでありながら、そのフワッとした佇まいや「おもしろいこと大好き!」な性格がギャップを生む杢代和人。7人組ボーカルダンスグループ『原因は自分にある。』のメンバーであり、俳優活動も並行している近年は、映画・ドラマの出演作が続く。2025年1月8日から放送開始の水ドラ25『物産展の女~宮崎編~』では、ちょっとやる気のない新人食品バイヤー・高城稔を演じ、またもや新境地をアピールしている。

一人ひとりの個性を活かせた現場

本作『物産展の女~宮崎編~』で杢代が演じるのは、伝説の凄腕食品バイヤー・御厨京子(山口紗弥加)と、先輩食品バイヤー・蓮見春花(平祐奈)の下で働く、少々ローテンションな新社会人・高城稔。11月下旬の取材日時点で撮影はオールアップしており「和気あいあいとした、和やかで良い現場でした」と杢代は笑顔で口火を切る。

「山口さん、平さん、僕の3人だと、自分だけ男性だし最年少だし、気まずい空気になっちゃうんじゃないかな……ちゃんとお話できるかな……と、ちょっと心配だったんです。でも、いざ現場に入ってみたら、初日で一気に仲良くなっちゃって! 日常のお仕事系ドラマな作風なので、みんなで少しずつアドリブを入れたりして、撮影もあっという間に終わってしまいました。それぞれの個性を出せた現場だったと思います」

山口からは「若いうちに、バックパック一つで海外旅行をしておくといいよ」と勧められたのだとか。「聞いてみたら、いろいろな場所に行ってらっしゃって。説得力を感じましたし、ますます海外に興味がわきました」と素直な好奇心を覗かせる。

「一番行ってみたいのはロンドンなんですけど、でも調べてみたら往復の交通費だけでも驚くほど高くて……。びっくりしました。いろいろ現実的に考えて、いまはハワイに行ってみたいなと思っています!」

二人の先輩俳優を前に臆せず、しかし礼儀も忘れずコミュニケーションをとる杢代の姿が浮かぶ。役柄上も、直接の先輩にあたる春花を演じた平祐奈とは、共演シーンも多い。「平さんの笑顔を見ていると、どんなに忙しい現場でも笑顔でいるって大切だな、とあらためて思いました」といつだって学ぶ姿勢を忘れない。

いつも笑顔でいる秘訣「常におもしろいことを探してます」

本作で演じる高城稔は、食品バイヤーという仕事に意義を見出せず、会社を辞めることまで考えている役柄だ。世の中を斜に構えて見るような高城と、好奇心旺盛でおもしろいことが大好きな杢代とは、イメージにギャップがある。

「僕はもともと、おもしろいことが大好きなんです。おもしろい! と感じているときは笑顔だし、反対にそうじゃないときはあんまり……わかりやすく表情に出ちゃってるかも(笑)。なので、常に笑顔でいるために、おもしろいことを探してます! 周りにいる人も笑顔にさせたい気持ちが強いです」

そんな彼が、高城稔という役を演じるにあたり、少しだけまぶしたエッセンスは“可愛げ”だった。

「高城くんは、ちょっとやる気がないローテンションな子ではあるんですが、いけ好かない奴だな〜とは思われたくなくて。どこか可愛げの残る、ついつい突っ込んでしまいたくなるような弟キャラにしたい、と思っていました。なので比較的、自然に役作りできたと感じています。高城くんを演じるのは、とても楽しかったですね」

山口や平との、アドリブでの掛け合いも多かったという本作。「ここ、アドリブじゃない? と思えるセリフやシーンがたくさんあると思うので、探しながら観てもらうのも楽しいと思います」と作品の魅力を開示してくれた。

杢代和人の俳優道

2022年に『仮面ライダーギーツ』仮面ライダーバッファ/吾妻道長役として出演した杢代。その後も『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』(2023/日テレ系列)、『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』(2024/テレ朝系列)、『降り積もれ孤独な死よ』(2024/読テレ系列)、『3年C組は不倫してます。』(2024/日テレ系列)、『私たちが恋する理由』(2024/テレ朝系列)『【推しの子】』など、ジャンルを問わずシームレスな活躍を見せている。

特撮、ミステリー、ラブストーリー、時代劇と幅が広い。このタイミングで、あえて原点ともいえる日常お仕事系ドラマへの出演は、本人も「新鮮でした!」と朗らかだ。

「今年携わらせて頂いた作品は、緊張感のある現場が多かったので、この『物産展の女~宮崎編~』はリラックスしながらお芝居できたな、という印象が強いです。宮崎で撮影していたんですが、朝に起きて、宮崎の透き通った空を見ながら『今日も良い日だな〜』って思える日々は、幸せでした」

『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』では命すれすれのやりとりを、『降り積もれ孤独な死よ』では物語の土台を担う凄惨な事件に関わる難役を経験。「なかなか特殊な俳優道を進んでいるかもしれません」とここ数年を振り返る杢代だが、その語り口は充実感に満ちている。

「グループ活動でも俳優活動でも、ありがたいことにたくさんの経験をさせて頂いていて、ファンの方からも『忙しいけど、身体に気をつけて!』と声をかけてもらえます。でも僕が一番思うのは、この世界で長く活躍し続けている方は全員、忙しすぎて当たり前なんだよな、ということ。事務所の先輩である、佐野勇斗さんや北村匠海さんのお話を聞いていると、もう忙しさのレベルを超えていて! これ以上は厳しいかも、と思っていたスケジュールでも、先輩たちのことを考えると『まだまだいけるんだ』と思えて、頑張れるんです」

レジェンド級の先輩方の背中を見ながら、かつ、自分なりのオリジナルな道を追求していきたいと口にする杢代の原点にあるのは、やはり人間としての“おもしろさ”なのかもしれない。

「バラエティにも興味があります。でも、人を笑わせるのってそう簡単じゃない。人に笑顔になってもらう練習をしたいなと思ってます」

周りの人も幸せになる夢を持つ

新年の幕開けにふさわしい、フレッシュな情熱を感じさせるお仕事ドラマ『物産展の女~宮崎編~』。春から進学や就職、転職などで人生のステージが変わる視聴者も多いのではないか。夢や目標に大小はないが、時おり、進もうとしている先に何が待っているのか、不安で足が前に出なくなる瞬間もあるだろう。

「自分の夢も、もちろん大切だと思います。でも、自分がその夢を叶えることによって、ほかの誰が幸せになるのか。周りにどういう変化が生まれるのか。少しだけ目線を上げてみると、夢を叶えるのは自分のためだけじゃないと思えて、やる気や責任感が芽生えてくるんじゃないでしょうか」

『原因は自分にある。』のメンバーとして、2024年11月にはぴあアリーナMMにて開催の『白昼夢への招待』で、堂々たるパフォーマンスを見せた杢代。2025年夏には、国立代々木競技場での『ARENA LIVE 2025 序破急』も予定されている。観測者(『原因は自分にある。』のファンネーム)を巻き込んでの夢の一つに「ドーム公演をする」がある。

「グループとして、ドームに立ってライブをしたい! という強い気持ちがあるのはもちろん、何よりも観測者みんなを連れていきたいんです。だからこそ、より多くの思いがこの夢に乗っているんだと思うんです。どんなお仕事でも、自分と、そして周りの人のためになることを考えられたら、少し向き合い方が変わるんじゃないでしょうか」

ダサいままでは、終われない

ずっとテレビが好きだった、という杢代。華々しい世界でスポットライトを浴びながら、存在をまるごと輝かせているようなアーティストや俳優に憧れる一方で、自分からその世界に飛び込む勇気はなかった。そんななか、運命が歯車を噛み合わせるような流れに乗り、現事務所に所属。「ダサいままでは終われない、と思ったんです」とキラリと目を光らせる。

「どうせやるなら、とことん突き詰めたい。中途半端なままで終わるのだけはイヤだと思っていました。そんなときに『原因は自分にある。』が結成されて、その瞬間に、自分のなかで覚悟が決まったんです」

さらなる俳優業での活動が、杢代の覚悟をより強固にしていった。ステージが変われば視点が変わり、視点が変われば考えも変わる。「しっかり現実を見るようになったのと同時に、そのうえで『売れたい』と思うようになった」と、一歩ずつ夢を固めてきた変化を言葉として抽出していく。

「まずは、自分の環境を変えてみるのが大事なのかもしれません。僕が海外に興味があるのも、自分が見ている世界ばかりが正しいわけじゃなく、いろいろな人と話して違う考え方を知りたいと思っているから。2024年はグループとしても個人活動としても、やり残したことはない! ってくらい頑張ったので、2025年も一つひとつのお仕事に向き合いながら、自分もメンバーも、そして応援してくださる方々も全員が輝ける年になったらいいな、と思います」

取材・文:北村有 撮影:映美

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<番組情報>
水ドラ25『物産展の女~宮崎編~』

2025年1月8日(水) から放送開始

公式サイト:
https://www.tv-tokyo.co.jp/bussanten/

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