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『南桂子展 ―小さな雲』1月18日から 雲のある銅版画をはじめ、リトグラフ、油彩画約50点を公開

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《風船売りの少女》 1978年

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少女や鳥、城などをモチーフとした銅版画で、近年あらためて人気を集めている南桂子の回顧展がミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで1月18日(土)〜3月30日(日)に開催される。

南桂子は1911年富山県生まれ。高校時代から油彩画や詩をたしなみ、戦後は自由美術家協会などで油彩画を発表していたが、のちにパートナーとなる浜口陽三の影響を受け、銅版画の制作を始める。1953年に渡仏し、パリのフリードランデル版画研究所で学んだ後、独自の詩的な銅版画を構築した。ユニセフのカードに採用されたり、帝国ホテルの全室を飾ったりと、南桂子という作家を知らなくとも、その繊細な線による静かな世界 に見覚えのある人は多いのではないだろうか。

《草の中の鳥》 1957年

見落としてしまいそうな雲や舟。どの絵にも同じ形がひとつとない。そこに止まっているようにも、旅の途中にも見える。「自由」や「孤独」など目には見えないものが、この雲のように現れ、形を変えながら通り過ぎていくようでもある。今回は、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションより、こうした銅版画を中心に、リトグラフや油彩も交えて約50点を展示。併せて浜口陽三の作品も紹介される。

《山の村》 1989 年

水天宮前駅そばのミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションは、鈴木エドワードの設計により、ヤマサ醤油の旧倉庫を美術館に改装した、静かで落ち着いた雰囲気の美術館。2月11日(火・祝)には、作曲家・小野龍一が同展のために作曲した「南桂子のためのピアノピース」を中心とした演奏会も催される(要予約)。美術館公式ホームページをチェックしてから出かけよう。

<開催概要>
『南桂子展 ―小さな雲』

会期:2025年1月18日(土)~3月30日(日)
会場:ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
時間:11:00〜17:00、土日祝は10:00から、第1・3金曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(2月24日は開館)、2月25日(火)
料金:一般600円、大高400円
公式サイト:
https://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20250118-0330/

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