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『ひと、能登、アート。』今秋から石川県内の3館で開催 東京の文化施設が所蔵する美術作品で復興への祈りを届ける

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「ひと、能登、アート。」

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東京国立博物館が中心となり、東京所在の各文化施設が所蔵する文化財を石川県金沢市内の各施設で展示する『ひと、能登、アート。』が2025年秋より開催される。

2024年1月に能登半島地震が発生。さらに9月には奥能登地域において豪雨災害も起こった。『ひと、能登、アート。』は、未曾有の災害により被災した人々に寄り添い、心を癒し励ますため、東京国立博物館をはじめとする東京所在の美術館、博物館が所蔵する文化財に復興への祈りを込め、これらの美術作品を紹介する展覧会を開催するもの。石川県内の美術館3館(石川県立美術館、金沢21世紀美術館、国立工芸館)が会場となる。

黒田清輝 重要文化財《湖畔》 明治30年(1897) 東京国立博物館蔵 ※石川県立美術館にて展示

数百年の時を重ねて大切に守り伝えられてきた文化財の数々は、自然災害が絶え間なく襲う日本において、時に人々の安らぎの心を求める強い祈りが込められて造られてきた。そうした想いの詰まった文化財を展示することで、被災した人々への励ましのメッセージとすることを目指す。

さらに、能登・七尾に生まれた桃山絵画の巨匠・長谷川等伯の国宝《松林図屛風》を題材とした映像コンテンツ事業や高精細複製品を用いた教育普及事業が、石川県内で開催される予定だ。

長谷川等伯 国宝《松林図屛風》 安土桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵 

<公演情報>
『ひと、能登、アート。』

会場:石川県立美術館
会期:2025年11月15日(土)~12月21日(日)

会場:金沢21世紀美術館
会期:2025年12月13日(土)~2026年3月1日(日)

会場:国立工芸館
会期:2025年12月9日(火)~2026年3月1日(日)

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