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「エドモン」再演決定!加藤シゲアキ「私は再び走り回る準備を始めています」

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パルコ・プロデュース 2025「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」ビジュアル

加藤シゲアキが主演する、パルコ・プロデュース 2025「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」の再演が決定した。

本作はフランスの若手劇作家・演出家アレクシス・ミシャリクによって、2016年にパリで初演され、2018年にはミシャリク自身の手によって映画化(「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!」)もされた作品。日本では2023年に、マキノノゾミの上演台本・演出、加藤の主演により初演された。

舞台は1897年のパリ。もうすぐ30歳になる劇作家エドモン・ロスタンはスランプに陥っている。偉大な喜劇王コクランに新作劇、しかも英雄的なコメディ詩劇を書くと約束してしまったのだが……。

上演に向けてマキノは「新作劇の初日を開けるまでのムチャぶりの連鎖! 迷走につぐ迷走! 劇作家の受難につぐ受難ぶり! これはもう同業者として同情を禁じ得ないどころの話ではありません! いやもう実にリアル! 実に滑稽!(だって現実の自分自身も、今まさにその状態の渦中ですから!)というわけで、日本広しといえども、このフランス発の傑作コメディーを、強烈な思い入れと、熱烈なシンパシーをもって演出できるのは、もはや『このわたししかいない!』と思い上がって、初演の幕を上げてから二年! 何と! 大好評につき再演の運びとなりました!」とコメント。

加藤は「作品が書けず追い詰められていくエドモンには、私としてはやはり共感しかありませんし、だからこそ『シラノ・ド・ベルジュラック』という傑作が生み出されたのだと思えば、この再演をやらない理由もなく、私は再び走り回る準備を始めています。前回来てくださった方々も、前回見逃してしまった方々も、興味を持たれたならばどうぞいらっしゃってください。そして一緒に歓喜しませんか」と観客にメッセージを送った。

共演には村田雄浩、瀧七海、細田善彦、福田転球、三上市朗、土屋佑壱、枝元萌、佐藤みゆき、阿岐之将一、堀部圭亮、安蘭けいが名を連ねた。

公演は4月7日から30日まで東京・PARCO劇場、5月9日に大阪・東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール、17日に福岡・福岡市民ホール 大ホール、24日に愛知・豊田市民文化会館 大ホールにて行われ、チケットの一般前売りは東京公演が3月1日、大阪公演が4月13日、福岡公演が3月23日、愛知公演が4月13日にスタート。

マキノノゾミ コメント

新作劇の初日を開けるまでのムチャぶりの連鎖! 迷走につぐ迷走! 劇作家の受難につぐ受難ぶり! これはもう同業者として同情を禁じ得ないどころの話ではありません! いやもう実にリアル!実に滑稽!(だって現実の自分自身も、今まさにその状態の渦中ですから!)

というわけで、日本広しといえども、このフランス発の傑作コメディーを、強烈な思い入れと、熱烈なシンパシーをもって演出できるのは、もはや「このわたししかいない!」と思い上がって、初演の幕を上げてから二年!

何と! 大好評につき再演の運びとなりました!

この二年の間に、わたしは何本かの新作戯曲を書き、加藤シゲアキくんもまた新作のベストセラー小説を書き下し出版いたしました!

つまりまあ、ありていに申せば、わたしと加藤くんは、よりいっそうエドモン・ロスタンの「境地」に近づいているわけであります!

この再演が「面白くないわけがない!」という、いちばんの根拠がそれです!

相変わらず意味なく「!」の多い文章ですが、そういうわけですので、面白くなるに決まってます! ええ、ますます!!

どうぞ、ご期待ください!!!

加藤シゲアキ コメント

「『エドモン』を再演したい!」とスタッフから聞いたのは2023年、初演の東京千秋楽でした。まだ地方公演が残っているにもかかわらずそれほど手応えを感じてもらえたのは素直に嬉しかったです。がしかし、「この忙しない舞台をまたしても!?」と思ったのも事実であります。

まるで運動会のように走り回るこの舞台を、自分が本当にまたできるのかという不安は正直に言ってありました。

がしかし、運動会だからこその興奮、感動、達成感は確かにあり、それは観客の皆様にも伝わっていたと自負しています。

作品が書けず追い詰められていくエドモンには、私としてはやはり共感しかありませんし、だからこそ「シラノ・ド・ベルジュラック」という傑作が生み出されたのだと思えば、この再演をやらない理由もなく、私は再び走り回る準備を始めています。

前回来てくださった方々も、前回見逃してしまった方々も、興味を持たれたならばどうぞいらっしゃってください。そして一緒に歓喜しませんか。

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