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稲垣吾郎&蒼井優が芦田愛菜の両親役 映画『海獣の子供』追加声優陣発表

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CINRA.NET

©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

6月7日から公開されるアニメーション映画『海獣の子供』の追加声優陣が発表された。

五十嵐大介の同名漫画をSTUDIO4℃がアニメ化する同作。主人公の琉花役を芦田愛菜、琉花と共に物語の鍵を握る少年・海役を石橋陽彩、海の兄・空役を窪塚愛流が演じることがこれまでに発表されていた。音楽は久石譲、監督は渡辺歩。

新たに声優として発表されたのは、主人公・琉花の父で水族館に勤務する安海正明役の稲垣吾郎、娘とも夫とも関係がうまくいかない琉花の母・安海加奈子役を演じる蒼井優、琉花が所属するハンドボール部の教師役の渡辺徹、ジュゴンに育てられた兄弟・海と空を見守る不思議な人物・デデ役の富司純子。

長編アニメーション映画に参加するのは2006年に公開された『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』以来となる稲垣吾郎は、「この映画は、誰にとってもわかりやすい、単純明快なエンターテインメント作品というわけではありません。大人が観ても考えさせられるような深遠さがあり、子どもが観たら理屈を超えたところで、感じるものがちゃんとある作品になっています」とコメント。

原作のファンだったという蒼井優は「ずっと前からこの世界をスクリーンで観たい!と本当に思っていたので、今回お話をいただいたときには、絶対やりたい!と即答させて頂きました。『鉄コン筋クリート』の『シロ』という少年役から出発して、13年後の『海獣の子供』ではお母さん役。STUDIO4℃作品に戻って来られて素直に嬉しいです」と述べている。

またアニメーション映画初参加となる渡辺徹は「中学二年生の、ガラスのような繊細さと人間としての不安定さを持ったヒロインに教師としてどう向き合うのか。優しく言い含めるのか、厳しく突き放すことで向き合う優しさが良いのか、子育ての永遠のテーマでもありますが、自分自身の経験も反映しながら役作りを考えました」、富司純子は「詩的で哲学的な台詞が多く、普通の話し言葉とは違っていたので緊張して挑みましたが、私の魂を声としてデデに注ぐことが出来たと思っています」と振り返っている。

今回の発表とあわせて同作のポスタービジュアルが公開。「一番大切な約束は言葉では交わさない」というコピーと共に、大きな水槽の前に佇む琉花の姿が描かれている。

稲垣吾郎のコメント

この映画は、誰にとってもわかりやすい、単純明快なエンターテインメント作品というわけではありません。
大人が観ても考えさせられるような深遠さがあり、子どもが観たら理屈を超えたところで、感じるものがちゃんとある作品になっています。
僕も幼少の頃に観て「僕にはまだまだ分からない部分があるな」と思った映画でも、いまだに、ひとつのシーンやキャラクターの声が鮮明に脳裏に残っている作品があったりします。
この映画も、いまの子どもたちにとってそういう作品の一つになってくれたらいいなと思っています。

蒼井優のコメント

とにかく画がきれいで、ページを開くだけで海の底に連れて行ってくれる原作が大好きでした。ずっと前からこの世界をスクリーンで観たい!と本当に思っていたので、今回お話をいただいたときには、絶対やりたい!と即答させて頂きました。
『鉄コン筋クリート』の「シロ」という少年役から出発して、13年後の『海獣の子供』ではお母さん役。STUDIO4℃作品に戻って来られて素直に嬉しいです。
収録に当たり本編映像を少し観たのですが、原作を読んでいた時に自分の頭の中で思っていた以上の“色”に溢れていて、想像をはるかに超えて凄いことになっていました。生きていることにもう一度ワクワク出来る作品なので、たくさんの人に観ていただきたいです。

渡辺徹のコメント

とてもきれいな絵とともに、命のことを深く感じることができる大人版のおとぎ話のような作品だと思いました。中学二年生の、ガラスのような繊細さと人間としての不安定さを持ったヒロインに教師としてどう向き合うのか。優しく言い含めるのか、厳しく突き放すことで向き合う優しさが良いのか、子育ての永遠のテーマでもありますが、自分自身の経験も反映しながら役作りを考えました。

富司純子のコメント

『海獣の子供』のお話を頂いて映像を拝見しましたら、水族館や海の描写がとってもきれいで、水族館に一緒に遊びに行く孫にぜひ見てもらいたいと思い、お引き受けしました。
『サマーウォーズ』以来の声のお仕事で、今回演じたデデは、世界中の海や神秘、生命、宇宙のすべての命が生まれる秘密みたいなものを追及していく強い信念を持った女性でとても魅力的でした。詩的で哲学的な台詞が多く、普通の話し言葉とは違っていたので緊張して挑みましたが、私の魂を声としてデデに注ぐことが出来たと思っています。