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愛知の全寮制の高校に密着したドキュメンタリー「風たちの学校」公開、小森はるかが推薦

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「風たちの学校」ポスタービジュアル

「ぼくと駄菓子のいえ」で知られる田中健太が監督を務めたドキュメンタリー映画「風たちの学校」が、3月15日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開されることが決定。このたびポスタービジュアル、場面写真、映像作家・小森はるかによる推薦コメントが到着した。

さまざまなバックグラウンドを持つ子供や、不登校などを経験した生徒を受け入れる愛知・奥三河の全寮制の学校・黄柳野(つげの)高校を舞台とする本作。3年間の学校生活の終わりが近付く中、生徒たちが家の事情や進路にそれぞれ葛藤しながらも懸命に生きる様子が映し出されていく。監督の田中は、自らも不登校を経験した黄柳野高校の卒業生だ。

「息の跡」「ラジオ下神白─あのとき あのまちの音楽から いまここへ」などを手がけてきた小森は、「どんな道を歩もうとも味方でいてくれる人がいたこと。気にかけ合う人がいたこと。自分を認められる自分がいたこと。そういう経験をした人は、ずっと先までその経験に支えられて歩んでいけるのだと信じられる」「カメラに残された真剣な眼差しがそう思わせてくれた」とつづっている。

ビジュアルには、自然に囲まれた校舎に佇む生徒の姿が収められ、「大好きだけど、ちょっとややこしい そして2度と戻らない時間──春が来たら卒業だけど、絶対忘れない」というコピーが添えられた。大阪芸術大学で原一男に師事した田中は監督・撮影・編集を兼任。現在公開中の「どうすればよかったか?」に編集協力として参加し、原や佐藤真の監督作を編集してきた秦岳志が編集・アソシエイトプロデューサーに名を連ねている。

小森はるか コメント

どんな道を歩もうとも味方でいてくれる人がいたこと。気にかけ合う人がいたこと。自分を認められる自分がいたこと。
そういう経験をした人は、ずっと先までその経験に支えられて歩んでいけるのだと信じられる。人生の中にあった一瞬を忘れないでいられる。カメラに残された真剣な眼差しがそう思わせてくれた。
撮る側も撮られる側も、とても勇気のいる撮影だったと思う。この映画が学校の外へ、社会へ届けられたことに深く心動かされました。

©︎合同会社ななし