菅田将暉、井上真央らへのインタビューも! 映画『サンセット・サンライズ』特別映像公開
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映画『サンセット・サンライズ』ビジュアル (C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
映画『サンセット・サンライズ』の特別映像「泣き笑いガイド」が公開された。
ともに東北出身である宮藤官九郎と岸善幸監督がタッグを組んだ本作は、都会から移住した釣り好きサラリーマン西尾晋作と、宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描き、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながら豊かなエンターテインメントに転化させたヒューマンコメディ。公開された映像には、笑顔があふれていた撮影現場の裏側が収められている。
コロナ禍を機に東北にお試し移住した主人公、東京の釣りバカ会社員の西尾を演じた菅田将暉は「(現場は)本当に楽しかった。誰が観ても笑えるし、誰が観ても考えちゃう」と振り返る。そして晋作に空き家の離れを貸している宇田濱町のマドンナ・百香を演じた井上真央も、気仙沼での撮影や、現地の方々との交流の時間は「本当に濃密だった」と語り、「その土地の空気に触れながら撮影できたのが良かった」としみじみ回想した。
岸監督は「宮藤作品を笑えない作品にはできない」という決意を胸に、1番意識したのは“間”だったという。宇田濱イチの情報通で、いつもタコの干物を咥えている重蔵(ビートきよし)と晋作が初めて対面するシーンや晋作とタコの格闘シーンは、岸監督自身が一番笑っていたという。
また脚本に関して井上が、「震災やコロナという題材を、軽やかに湿っぽくなく描けるのはさすが宮藤さんだなと思いました」と語り、宮藤が現場を訪問し、楽しそうに見学している姿を捉えた撮影現場裏の映像も。さらに、百香の「高速なめろう作り」、晋作が「慣れた手つきで魚を捌く」シーン、タケ(三宅健)、ケン(竹原ピストル)、山城進一郎(山本浩司)、平畑耕作(好井まさお)らで結成された「モモちゃんの幸せを祈る会」メンバーと晋作の「乱闘シーン」なども見ることができる。
最後には、これから本作を鑑賞する人たちへ向けて、「今までの思い出や、想いを大事にしながらでも新しい考え方や気持ちに触れて再生していく話」(井上)、「人間はひとつの感情で動いてないし生きてないから。楽しいこともあるけど悲しいこともある。きっとうまくいかないこともいっぱい出てくる。どうしたって悲しいことはある。だからこそ笑えたらいい」(菅田)と想いのこもった力強いメッセージを送った。
映画『サンセット・サンライズ』特別映像「泣き笑いガイド」
<作品情報>
映画『サンセット・サンライズ』
1月17日(金) 公開
公式サイト:
https://wwws.warnerbros.co.jp/sunsetsunrise/
(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会