草笛光子がいわくつきの物件でBARを開くお尋ね者に、主演映画が4月公開
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「アンジーのBARで逢いましょう」ポスタービジュアル
草笛光子が主演を務める映画「アンジーのBARで逢いましょう」が、4月4日より全国で公開される。
同作では、いわくつきの物件でBARを開く謎多き”お尋ね者”アンジーが、心に刺さる名言を厳しくも優しく投げかけながら悩み多き町の人々を変えていくさまが描かれる。2024年10月に91歳を迎えた草笛がアンジーを演じ、アンジーに物件を貸す大家・熊坂役に寺尾聰、シングルマザーの美容師・満代役に松田陽子、満代の息子で悩みを抱える高校生・麟太郎役に青木柚、石材屋の息子・政志役に田中偉登、古い迷信にとらわれる梓役に石田ひかり、そして謎の青年役にディーン・フジオカがキャスティングされた。六平直政、黒田大輔、宮崎吐夢、工藤丈輝、駿河メイ、村田秀亮(とろサーモン)、田中要次、沢田亜矢子、木村祐一も出演する。監督は大林宣彦ほかの助監督を担当してきた松本動が務め、脚本は「私立探偵 濱マイク」シリーズや「十三人の刺客」で知られる天願大介が執筆した。配給はNAKACHIKA PICTURESが担う。
草笛は「いつもは台本をいただくと『さて、どう演じようか』と悩むことが多い私ですが、この映画は珍しく肩に力が入らず、自然に柔らかく演じることができました」と撮影を振り返り、「アンジーが映画の中で生き生きしていると感じていただければ嬉しいです。皆さまも是非アンジーに会いに映画館にいらしてください」とコメント。松本は草笛について「『私ね、アンジーみたいな役を、ずっとやりたかったのよ!』と言って、悪戯っ子のような眼差しで可愛く微笑んで下さったことが、楽しんで演じてくれているんだと分かり、本当に嬉しかったです」と振り返った。
YouTubeでは予告編が公開中だ。
草笛光子 コメント
この映画は不思議な映画です。
風が吹くように現れた得体の知れない女が出会った人の人生をそっと変えてしまいます。
いつもは台本をいただくと「さて、どう演じようか」と悩むことが多い私ですが、この映画は珍しく肩に力が入らず、自然に柔らかく演じることができました。
そして、豪華な共演者の皆様がたくさん出てくださって感謝しています。
寺尾聰さんは若い頃私の息子役をなさったご縁でプライベートでもずっと仲良くしていましたが、共演は何年ぶりでしょうか?
久しぶりの共演はとてもうれしかったです。
ディーン・フジオカさんもかっこよく登場されるし、石田ひかりさんも面白い役どころで、どちらのシーンも楽しかったです。
アンジーが映画の中で生き生きしていると感じていただければ嬉しいです。
皆さまも是非アンジーに会いに映画館にいらしてください。
松本動 コメント
高齢の方が主人公というと、病気や死がテーマのことが多いですが、年を重ねた女性が元気にカッコよく痛快に活躍するような今までの邦画には無かったような映画にしようと決めていました。老若男女、誰もが憧れるような「アンジー」を誕生させ、映画という架空の世界で思いっ切り躍動させたい、そのためにも草笛さんには楽しく自由に演じてもらおう、そうすれば必ずや草笛光子演じる魅力溢れる「アンジー」の活躍に魅了される素敵な映画がきっと生まれ、観てくれた人達を元気にしてくれるだろう。という願いと想いを込めて制作を進めました。
草笛さんとご一緒した率直な感想は、とにかくその存在自体が絵になる、撮影の舞台にちょこんと座っているだけで何か物語が生まれるような俳優さんです。そして何と言っても本当に可愛らしい方です。「私ね、アンジーみたいな役を、ずっとやりたかったのよ!」と言って、悪戯っ子のような眼差しで可愛く微笑んで下さったことが、楽しんで演じてくれているんだと分かり、本当に嬉しかったです。そのチャーミングさで、いつも太陽のように撮影現場を明るくして下さり、クランクアップした後は、私だけでなくスタッフも草笛ロスになっていました。今回、草笛さんが主演の映画を監督させて頂く事が出来て、大変光栄に思っています。
©2025「アンジーのBARで逢いましょう」製作委員会