映画ツウたちが選んだ2024年12月のベスト映画は『どうすればよかったか?』【月イチ!“ぴあテン”ランキング】
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『どうすればよかったか?』 (C)2024動画工房ぞうしま
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すべて見る評論家、ライター、編集者など映画ツウたちの投票により月ごとのベスト作品を選ぶ「月イチ!“ぴあテン”ランキング」。その12月公開の映画ベストテンが決定し、『どうすればよかったか?』が1位となった。
本ランキングは、27人の選者が2024年12月公開の「みた」映画の中から特に良かった作品、好きだった作品、高く評価している作品を投票して決定したもの。
2024年12月に日本で劇場公開された映画は74作品。そのうち、本企画の投票で名前が挙がった作品は全部で36本となった。集計の結果、2カ月前に発表した「12月公開の“みたい”映画」ベストテンで上位にランクインしていた作品が今回は圏外となったり、逆に圏外だった作品が上位にくい込んだりと、かなり変動が見られた。また、ドキュメンタリー作品が4本入っていることからも、特徴的な月となった。
第1位に輝いたのは、20年にわたり家族の秘密に向き合い、カメラでそれを問い続けた藤野知明監督の注目作『どうすればよかったか?』。「精神疾患と社会、親と子の関係など、様々な問題提起がある重厚なドキュメンタリー」(夏目深雪)、「あらゆる断定・断言を退ける……傑作」(中谷祐介)といったコメントが寄せられた。
第2位は、公開後、4週連続で興行ランキング1位に輝いた映画『はたらく細胞』。「大病をした経験のある人ほど笑って、泣けると言う、類稀なる作品」(笠井信輔)といった高い評価が集まっている。
そして第3位に入ったのは、ブータン映画初の米アカデミー賞候補となった『お坊さまと鉄砲』。期待作投票の10位から大幅ランクアップとなった。初めて行う選挙を巡る人間模様を描いた「ユーモアと風刺の見せ方が抜群」(春日太一)な作品。変わったタイトルにひかれて、観てみたら面白かった、などの声が挙がった。
そのほかランキングでは、6位に『大きな家』、10位に『小学校~それは小さな社会~』と、ドキュメンタリー作品が登場した。
選者27人の投票作品とコメントはぴあアプリ/WEBに掲載中。
2024年12月公開の「みた」映画ベストテン
1位『どうすればよかったか?』 23pt
2位『はたらく細胞』 21pt
3位『お坊さまと鉄砲』 20pt
4位『ホワイトバード はじまりのワンダー』 16pt
5位『クラブゼロ』 15pt
6位『大きな家』 12pt
7位『ペパーミントソーダ〈4K修復版〉』 10pt
7位『キノ・ライカ 小さな町の映画館』 10pt
7位『ライオン・キング:ムファサ』 10pt
10位『小学校~それは小さな社会~』 9pt
10位『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』 9pt
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