トヨタVが五分の星に戻すのか? 埼玉WKが開幕5連勝を飾るのか?

前節の今季初勝利を生かすためにも、今週末のゲームが大きな意味を持つ。ブラックラムズ東京を32-18で下したトヨタヴェルブリッツが『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』第5節で埼玉ワイルドナイツを迎え撃つのだ。

それにしても、トヨタVは第4節の前半によく我慢し続けた。0-10のビハインドで迎えた前半14分、FBティアーン・ファルコンがイエローカードで数的不利に陥るも、点差を広げられなかった。25分敵陣深くのラインアウトモールからトライゾーンに侵入しながらグラウンディングできなくても、30分途中出場のシオサイア・フィフィタがトライ寸前でタッチへ押し出されても、39分の反撃のトライがTMOの末に取り消しになっても、トヨタVは集中力を切らさなかった。この我慢が後半、WTB和田悠一郎の逆転トライ、そしてWTB高橋汰地の再逆転トライにつながったのだ。

試合後、スティーブ・ハンセンHCは「選手の努力を非常に誇りに思うし、満足している。我々はイエローカードなど苦しい場面を切り抜け、トライを防ぎながら得点できるところまでゲームを展開することができたと思う。選手たちはメンタルの面で改善が見られたし、スコアボードを気にせずにチームとして戦い続けることができた」と選手たちの成長を口にした。

これで1勝1分2敗としたトヨタVとしては、バイウィーク前に一気に星をイーブンに戻しておきたいところだろう。相手が初代王者で、レギュラーシーズン過去3年間でわずか1敗、戦力拮抗が叫ばれ接戦が多発する今季も4戦全勝、3試合でボーナスポイントを得ている埼玉WKであっても、だ。古巣との対戦にSO松田力也も並々ならぬモチベーションを秘めているはずだ。

両チームの試合登録メンバーは以下の通り。
【トヨタV】
1三浦昌悟、2彦坂圭克、3須藤元樹、4リッチー・グレイ、5秋山大地、6アイザイア・マプスア、7ウィリアム・トゥポウ、8奥井章仁、9アーロン・スミス、10松田力也、11和田悠一郎、12ニコラス・マクカラン、13シオサイア・フィフィタ、14高橋汰地、15ティアーン ・ファルコン、16加藤竜聖、17百地龍之介、18淺岡俊亮、19ジョシュ・ディクソン、20三木皓正、21茂野海人、22マット・マッガーン、23ジョセフ・マヌ

【埼玉WK】
1稲垣啓太、2坂手淳史、3藤井大喜、4リアム・ミッチェル、5エセイ・ハアンガナ、6ベン・ガンター、7ラクラン・ボーシェー、8ジャック・コーネルセン、9小山大輝、10山沢京平、11長田智希、12ダミアン・デアレンデ、13ディラン・ライリー、14竹山晃暉、15野口竜司、16島根一磨、17クレイグ・ミラー、18タニエラ・ヴェア、19ルード・デヤハー、20長谷川崚太、21高城佑太、22ヴィンス・アソ、23大西樹

果たして、トヨタVが五分の星に戻すのか、埼玉WKが5連勝をマークするのか。『NTTリーグワン2024-25』第5節・トヨタV×埼玉WKは1月19日(日)・ミクニワールドスタジアム北九州にてキックオフ。当日は来場者先着8000名に北九州オリジナルベースボールシャツをプレゼント。サバンナ・八木、ジャングルポケット、しんやらによるステージイベントも開催。チケットは残り1席種のみ発売中。

トヨタヴェルブリッツ対埼玉ワイルドナイツ　NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 DIVISION 1のチケット情報
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NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25の特設ページ
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