木村文乃、田中樹がダブル主演&初共演『連続ドラマW I, KILL』ティザー映像公開
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木村文乃、田中樹
WOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ初の完全オリジナル大型企画『連続ドラマW I, KILL』(読み:アイキル)に、木村文乃と田中樹がダブル主演を務めることが決定した。ふたりの共演は本作が初となる。
本作のテーマは「生きる」(I kill/斬る)。天下分け目の戦い・関ヶ原の合戦から30年後。移りゆく時代の中でようやく平和な世を取り戻しつつあった日本に突如現れた、人を襲い喰らう化け物。「群凶(Gun-kyou)」と呼ばれるそれらに囲まれた極限の世界の中で、血の繋がらない娘・トキを守るために立ち向かうひとりの女性・お凛と、全てを失い絶望しながらも自らの生い立ちを知るべく旅をする男・士郎を描く。緊迫した生存劇の中で繰り広げられる様々な人間ドラマを通して、現代の人々に本来の「生きる」意味を問いかける。
母として血の繋がらない娘・トキを守るために立ち向かう元忍びのお凛役を演じるは、2015年から2019年にかけて3部にわたり放送・配信されたクライムサスペンス『殺人分析班』シリーズ以来、約6年ぶりにWOWOWオリジナルドラマの主演を務める木村。そして、もうひとりの主人公で人としての意識を保ちながら「群凶」になってしまった謎の男・士郎を演じるのは、WOWOWオリジナルドラマ初出演にして主演を務める田中樹。
群凶との壮絶なサバイバル・バトルアクションに加え、人間同士が織りなす壮絶な剣戟の立ち回りなど、アクションが盛り沢山の本作。木村と田中は、シーン撮影の直前まで本格的なアクション、殺陣稽古を繰り返し、撮影に臨んだという。そんなふたりが役を通して見せる、俳優としての新たな魅力にも注目だ。
撮影は、2024年10月から11月にかけて、松竹京都撮影所を中心に京都近郊で行われた。かつてない映像表現への挑戦に撮影は苛烈を極めたが、木村は「現場で『できない』とは誰も言わない。『やってみよう』って、ゼロから作り上げる。誰ひとりの想いも零したくないし、みんなの想いが実るようなシーンを作り上げたい。現場に来る度に毎回『さぁどうしてやろう』という気持ちで一日が始まったのは、現場の皆さんの経験値や技術力を超えた『いいものを作りたい』という波に乗せていただいていたからだろうなと思います」と熱いコメントを寄せた。
田中は日本刀での殺陣の立ち回りや所作など、初挑戦となるだけに、試行錯誤を繰り返したという。また、人の意識を持ったまま群凶になってしまう士郎を演じるにあたり「(人と群凶の間という)塩梅がとても難しかったです。見ている人に違和感や異質感、恐怖感も覚えてもらいたいと思いつつも、士郎という人物を好きになってもらいたい。その両極端な想いが僕の中で存在していました」と語り、「このプロジェクト自体がすごく注目を浴びるものだと思います。今後もお芝居の仕事をさせていただくことがあれば、この経験は、ひとつの自信になるのかも知れません」と作品への想いを口にした。
併せて、新たなティザー映像が公開。これまでベールに包まれていた主人公・お凛(木村文乃)と士郎(田中樹)の姿が明らかになった。木村は「この作品はおどろおどろしく脅かしにくるとか、わざとグロテスクなシーンを見せるということはありません。群凶は、いわゆるモンスターやクリーチャーではなくて。人が人として生きた結果、群凶になってしまって、死ぬことができずにさまよってしまうという“人間の成れの果て”。ちゃんと人なんです」と熱く語っている。
<クランクアップ コメント>
■木村文乃(お凛 役)
「生き抜いたな」と思いました。最後まで皆さんに支えられながらたどり着きました。
今回は、実際にやってみないと分からないということが本当にたくさんありましたが、現場で「できない」とは誰も言いません。「やってみよう」って、ゼロから作り上げる。誰ひとりの想いも零したくないし、みんなの想いが実るようなシーンを作り上げたい。現場に来る度に毎回「さぁどうしてやろう」という気持ちで一日が始まったのは、現場の皆さんが培ってきた技術力や経験値を超えてくる未知の作品に対する「いいものを作りたい」という波に乗せていただいていたからだろうなと思います。
この作品はおどろおどろしく脅かしにくるとか、わざとグロテスクなシーンを見せるということはありません。群凶は、いわゆるモンスターやクリーチャーではなくて。人が人として生きた結果、群凶になってしまって、死ぬことができずにさまよってしまうという“人間の成れの果て”。ちゃんと人なんです。群凶になるまでは人として泣いて笑って喜んで悲しんで、その果てにこうなってしまったと分かる特殊メイクと、演出と、オーディションを勝ち抜いて選ばれた方々が演じていらっしゃるので、好きになっちゃうんです。
物語の中でお凛が自分の生きる道を決めた時に、私も「人生の目標探し」というか、それ自体が「生きる」という意味なのかなと思いました。私のあふれ出て止まらない好奇心と、精神、体力の限界に行き着いた今「これが私の生きる意味だったんだ」と思える作品になったのかなと思えています。
この作品の主人公はかっこいいスーパーヒーローでも、かわいいヒロインでもありません。言いたいことも言わないし、思っていても口に出さない。誰よりも大切に想っているのにそれが空回りしたり。風化しつつある忍ぶ日本人らしさというものを描けたなと思っています。サバイバルスリラーという怖そうな入り口ではありますが、壮大な親子の物語です。人が人から生まれる以上絶対に切れない古からの因縁との葛藤と成長を、時々“群凶”を愛でながら見守っていただけたら嬉しいです。
■田中樹(士郎 役)
このようなジャンルの作品は初挑戦だったので、立ち回りや所作など不慣れな部分のつらさはありました。普段はダンスでも筋肉痛にならないのに、全身が筋肉痛になったり。普段使う体の筋肉も脳もまったく別物だと感じ、グループ活動とはまた違う、色々な試行錯誤を繰り返しました。
このプロジェクト自体がすごく注目を浴びるものだと思います。また、本作で初めて僕を知った人たちが、僕のグループ活動にたどり着いたりしてくれたら嬉しいなと思いながら必死にやっていました。今後もお芝居の仕事をさせていただくことがあれば、この経験は、ひとつの自信になるのかも知れません。
士郎は半群凶というキャラクターなので、その塩梅がとても難しかったです。見ている人に違和感や異質感、恐怖感も覚えてもらいたいと思いつつも、士郎という人物を好きになってもらいたい。その両極端な想いが僕の中で存在していました。全6話の中にどう変化をつけながら伝えていくか、士郎のストーリーを作るのも大変でした。そして、まだ詳しくは言えないのですが、さらに「とある挑戦」をしているので、その部分もぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです。
「I,KILL」というのは、キーワードでありメッセージだなと僕は感じています。この作品が、恐怖心を煽るだけ、かっこいい立ち回りを見せるだけになってしまう可能性もある中で、「I,KILL」「生きる」というメッセージをブレずに主軸に進めていくことができました。だからこその説得力であり、それこそがこの作品の芯なのだろうなと思っています。
『連続ドラマW I, KILL』ティザー映像
<作品情報>
『連続ドラマW I, KILL』
5月WOWOWにて放送・配信スタート(全6話)第1話無料放送
脚本:港岳彦、ばばたくみ、川滿佐和子
監督:ヤングポール、服部大二
音楽:フジモトヨシタカ
出演:木村文乃、田中樹 ほか
公式サイト:
https://www.wowow.co.jp/drama/original/i-kill/