歌舞伎座の通し狂言「仮名手本忠臣蔵」配役発表、Aプロ・Bプロの2通りで上演
ステージ
ニュース

松竹創業百三十周年「三月大歌舞伎」仮チラシ表
松竹創業百三十周年「三月大歌舞伎」で上演される、通し狂言「仮名手本忠臣蔵」の配役が発表された。
「仮名手本忠臣蔵」は、江戸で実際に起こった赤穂浪士の討入り事件を題材に、大星由良之助ら四十七士を描く物語。全十一段からなる同作が東京・歌舞伎座で通し上演されるのは、2013年の新開場柿葺落公演以来となる。公演はAプロ・Bプロの2通りの配役で行われる。
昼公演の幕開けを飾る「大序」「三段目」では、Aプロで高師直役を尾上松緑、塩冶判官役を中村勘九郎、桃井若狭之助役を尾上松也、顔世御前役を片岡孝太郎、足利直義役を中村扇雀、Bプロで高師直役を中村芝翫、塩冶判官役を尾上菊之助、桃井若狭之助役を尾上右近、顔世御前役を中村時蔵、足利直義役を扇雀が担当。「四段目」では、Aプロで片岡仁左衛門が大星由良之助、勘九郎が塩冶判官、孝太郎が顔世御前、坂東彦三郎が薬師寺次郎左衛門、中村錦之助が原郷右衛門、中村梅玉が石堂右馬之丞、Bプロで松緑が大星由良之助、菊之助が塩冶判官、時蔵が顔世御前、彦三郎が薬師寺次郎左衛門、錦之助が原郷右衛門、坂東彌十郎が石堂右馬之丞を演じる。そして「道行」では、Aプロで中村隼人が早野勘平、坂東巳之助が鷺坂伴内、中村七之助が腰元おかる、Bプロで片岡愛之助が早野勘平、坂東亀蔵が鷺坂伴内、中村萬壽が腰元おかるとして登場する。
夜公演では、「五・六段目」のAプロで菊之助が早野勘平、時蔵が女房おかる、中村萬太郎が千崎弥五郎、右近が斧定九郎、萬壽が一文字屋お才、中村歌六が不破数右衛門、Bプロで勘九郎が早野勘平、七之助が女房おかる、巳之助が千崎弥五郎、隼人が斧定九郎、中村魁春が一文字屋お才、歌六が不破数右衛門を演じる。続く「七段目」では、Aプロで愛之助が大星由良之助、巳之助が寺岡平右衛門、時蔵が遊女おかる、Bプロで仁左衛門が大星由良之助、松也が寺岡平右衛門、七之助が遊女おかるを演じる。最後の「十一段目」では、Aプロで愛之助が大星由良之助、松緑が小林平八郎、亀蔵が竹森喜多八、巳之助が寺岡平右衛門、錦之助が原郷右衛門、尾上菊五郎が服部逸郎、Bプロで仁左衛門が大星由良之助、萬太郎が小林平八郎、中村橋之助が竹森喜多八、松也が寺岡平右衛門、錦之助が原郷右衛門、菊五郎が服部逸郎を演じる。
「三月大歌舞伎」は3月4日から27日まで歌舞伎座で上演される。一般前売りは2月14日10:00にスタート。なお今年、歌舞伎座では「仮名手本忠臣蔵」のほか、「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」の通し上演も予定されている。
%play_2903_v2% %play_2904_v2%