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スペイン・バスクで映画を探究し続けるオスカー・アレグリア、監督作2本を上映

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「シンシンドゥルンカラッツ」ポスタービジュアル

スペイン・バスクで映画を探求し続ける映画作家オスカー・アレグリア。このたび、彼が手がけた劇場未公開の2作品「エマク・バキアを探して」「シンシンドゥルンカラッツ」が、東京のシアター・イメージフォーラムで2月6日と7日の各日19時に特別上映されることがわかった。

これは2月に山形・肘折で開催の「山形ドキュメンタリー道場7」にて、アレグリアが講師として来日することを記念したもの。「エマク・バキアを探して」は、アメリカの写真家で画家のマン・レイが1926年に南フランスで制作した1本の映像詩とその題名に疑問を持ったアレグリアが、3つの手がかりをもとに答えを探し求めていく様子を映し出す。「エマク・バキア」は、バスク語で「放っておいて」を意味する。

また「シンシンドゥルンカラッツ」はパオロというロバが登場する、思い出と疑問符と沈黙に満ちた旅路をカメラに収めた作品。ある映画監督は、かつて村の羊飼いたちが山の牧草地へ行くために使った牧草地横断ルートを辿ることを思い立つ。しかし、正確なルートを知る存命の人物を見つけることができない。彼は家族の古いカメラでその道程を撮影しようと考えるが、 41年間使われていなかったカメラは音を拾わないものだった。タイトルの「シンシンドゥルンカラッツ」は、バスク語でバスク山脈のアンディア高原にある3つの場所を羊飼いたちが擬音語で表したことにちなむ。

なお「エマク・バキアを探して」の上映後にはアレグリアによるティーチインイベント、「シンシンドゥルンカラッツ」の上映後にはバスク文学研究・翻訳者の金子奈美とアレグリアのトークイベントが行われる。詳細は特設ページで確認を。