Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 『教皇選挙』アカデミー賞候補入りの決め手は脚本にあり! レイフ・ファインズらが脚本家を絶賛

『教皇選挙』アカデミー賞候補入りの決め手は脚本にあり! レイフ・ファインズらが脚本家を絶賛

映画

ニュース

ぴあ

『教皇選挙』 (C)2024 Conclave Distribution, LLC.

続きを読む

フォトギャラリー(6件)

すべて見る

レイフ・ファインズ主演、エドワード・ベルガー監督最新作『教皇選挙』が、3月20日(木・祝) より公開される。

本作は、カトリックの総本山バチカンでトップに君臨するローマ教皇を決める教皇選挙〈コンクラーベ〉の内幕を描くミステリー。ロマン・ポランスキー監督作『オフィサー・アンド・スパイ』の原作・脚本を担当したことでも知られるジャーナリスト兼作家のロバート・ハリスによる同名小説を、『裏切りのサーカス』でアカデミー賞にノミネートされたピーター・ストローハンが脚色した本作は、第82回ゴールデングローブ賞で脚本賞を受賞し、第97回アカデミー賞でも作品賞・脚色賞ほか、8部門にノミネートされた本年度賞レース“最有力”の一作だ。

プロデューサーのテッサ・ロスは、ストローハンが理想の脚本家だったと話す。「長年、ストローハンの作品に感服してきました。彼が書くものは非常に精密で、繊細かつ詩的。性格描写も素晴らしく、ディテールに富んでいる。彼が脚色した『裏切りのサーカス』を観て、最適な脚本家だと絶対の自信を持つことができました」と自負している様子。

ストローハンはプロデューサーたちから連絡があった時のことを、「おそらく私のルーツがカトリックにあることを思い出してくれたんでしょう。小説を読んで素晴らしい作品だと思い、すぐに『やります』と返事をしました」と振り返っている。そしてロバート・ハリスについて、「知的で文学的であるだけでなく、読者を魅了する面白いプロットで小説を書く並外れた作家のひとりです。物語を巧みに構築しながら、深みのある登場人物と印象的な台詞を作り上げる彼は、脚本家にとって最高のプレゼントなんです」と称賛している。

小説から脚本へ書き換える作業について、「ハリスの小説はすごく映画的なので、通常の作品よりもはるかに楽でした」とストローハンは明かす。「彼の小説は、わかりやすく目新しい形で政治を考察することに長けています。これは何より最高の政治ドラマです。理想主義、精神性と現実的な政治との緊張関係を考察し、妥協や時として権力に伴う腐敗と、高潔さや無私無欲との闘いという昔ながらの物語。それらが普段、私たちが目にすることのない世界で起きるんです。でも私が何より素晴らしいと思ったのは、この世界一保守的な密室に、ハリスが密やかに、そして大胆に入って行って、あっと驚くような展開に持っていくことでした」と原作の魅力を解説した。

監督のエドワード・ベルガーは、「ストローハンの仕事の特徴は、最高の台詞だけではありません。私たちが知らない世界で展開する最高の物語だけでもありません。常にもうひとつの層があることです。メインとなるストーリーの下に、私が魂と呼んでいる何かがあるんです」と彼の仕事ぶりを絶賛。キャストからも折り紙付きで、レイフ・ファインズは「私はピーター・ストローハンの脚本が大好きなんです」とコメントし、スタンリー・トゥッチは、「彼の書いた脚本は、この小説を非常に繊細なエレガンスと格式で表現していました。脚本を読んで『やります』と即答しましたよ。ベリーニというキャラクターが脚本上にしっかりと描かれていたので、演技に関しては、撮影中に監督と細かい点について話し合うだけで済みました」と話している。

本作は、全米各地の批評家協会賞において「アンサンブル演技賞」部門を最多受賞しており、実力派俳優のパフォーマンスがストローハンの脚本によって存分に発揮された結果となった。

<作品情報>
『教皇選挙』

3月20日(木・祝) 公開

公式HP:
https://cclv-movie.jp

(C)2024 Conclave Distribution, LLC.

フォトギャラリー(6件)

すべて見る