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歌舞伎座「四月大歌舞伎」詳細決定、「春興鏡獅子」勤める尾上右近「鏡獅子は私にとって生きる意味」

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「春興鏡獅子」より、尾上右近扮する獅子の精。(撮影:岡本隆史)

4月に東京・歌舞伎座で上演される松竹創業百三十周年「四月大歌舞伎」の詳細が発表された。

このたび、昼の部に新作歌舞伎「木挽町のあだ討ち」、「黒手組曲輪達引」、夜の部に「彦山権現誓助剱」より「杉坂墓所」「毛谷村」、「春興鏡獅子」、新作歌舞伎「無筆の出世」が上演されることと、各演目の配役が決定。「木挽町のあだ討ち」では、伊納菊之助に市川染五郎、「黒手組曲輪達引」では、花川戸助六 / 番頭権九郎役に松本幸四郎、紀伊国屋文左衛門役に松本白鸚がキャスティングされた。「彦山権現誓助剱」では、毛谷村六助を、奇数日では片岡仁左衛門、偶数日では幸四郎が勤め、「春興鏡獅子」では尾上右近が小姓弥生 / 獅子の精に扮する。新作歌舞伎「無筆の出世」では、中間治助後に松山伊予守治助を尾上松緑、9、16、23日公演のみ坂東亀蔵が勤める。

またこのたび、「春興鏡獅子」より、尾上右近扮する獅子の精のスチール写真と、コメントが到着。右近は「鏡獅子は私にとって生きる意味です。この作品に憧れ、役者を志し、恩を忘れず、縁を大切に、自分なりに懸命に32年間を生きてきました。鏡獅子がなかったら生きてこられなかったと言っても過言ではないほど、強い憧れの力に支えられてきました。『いつか歌舞伎座で鏡獅子が踊れる役者になる』。その思いが届いたことはこの上なく嬉しいです。夢の第一歩です。鏡獅子を通じて歌舞伎の素晴らしさを教えてくれた曽祖父六代目尾上菊五郎、市川家のお家芸であるこの作品を私が踊ることをお許し下さった團十郎のお兄さま、そして夢を持つ権利を僕に与えてくださった師匠の菊五郎のおじさまに心からの感謝と敬意を胸に、全身全霊の鏡獅子をつとめさせていただきます。私が六代目の鏡獅子に魅せられた時のように、この作品の力、生きる力が、観てくださった方に連鎖していくように信じております。皆様、お待ちしております」と思いを述べた。

チケットの一般販売は、3月14日10:00にスタート。

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