アカデミー賞最多13ノミネート、映画「エミリア・ペレス」キャストから喜びの声届く
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「エミリア・ペレス」ポスタービジュアル
第97回アカデミー賞にて、作品賞をはじめとする最多の12部門13ノミネートされたミュージカルエンタテインメント映画「エミリア・ペレス」。同作より、ポスタービジュアルとキャストのコメントが到着した。
同作の物語は、メキシコの麻薬王マニタスが、弁護士のリタに「女性としての新たな人生を用意してほしい」と極秘の依頼をすることから始まる。完璧な計画によって姿を消したマニタスが、数年後、エミリア・ペレスという女性としてリタの前に現れる様子や、彼女との出会いをきっかけに運命を切り開く3人の女性たちの姿が映し出されていく。
ポスタービジュアルは、新たな人生を歩み始めたエミリア、人種や性別を理由に実力を評価されずにいたリタ、自分を抑えて妻や母として生きてきたジェシーを切り取ったもの。「彼女はかつて、最恐の麻薬王(キング)だった──女たちの出会いが運命を切り開く」とのコピーが添えられている。
エミリア役のカルラ・ソフィア・ガスコンは、トランスジェンダー女性として初めてアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされた。ガスコンは「一晩中眠れなかったです。なんという幻想、なんという名誉、なんという愛」と思いを述べる。そしてリタ役を担い、助演女優賞の候補に選出されたゾーイ・サルダナは「本当に光栄で感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を明かした。
なお第97回アカデミー賞の授賞式は、日本時間3月3日にハリウッドのドルビーシアターで行われる。
「エミリア・ペレス」は3月28日より全国ロードショー。「ディーパンの闘い」のジャック・オディアールが監督を務め、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パスらもキャストに名を連ねた。
カルラ・ソフィア・ガスコン コメント
一晩中眠れなかったです。なんという幻想、なんという名誉、なんという愛。9ヶ月のプロモーションと2年間の仕事の集大成で、充実感を感じています。
ゾーイ・サルダナ コメント
このたびのノミネート、本当に光栄で感謝の気持ちでいっぱいです。選んでくださり、心からありがとうございます。才能あふれる皆さんとご一緒できることにとても興奮しています。「エミリア・ペレス」は愛を込めて作られた作品です。アカデミーの皆さん、そして作品を評価してくださったすべての方々に感謝します。ジャック!! BINGO!
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