スペシャルアンバサダー・織田裕二が世陸愛を語る! 「みなさんと一緒にこの貴重な9日間を満喫したい」
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織田裕二
2月6日『東京2025世界陸上競技選手権大会』スペシャルアンバサダーの取材機会が行われた。1997年アテネ大会から2022年オレゴン大会まで、25年間にわたってTBS『世界陸上』メインキャスターを務めた織田裕二が約7か月後に迫った『東京2025世界陸上』へ思いを馳せた。
「今回はキャスターではないので、ちょっと少し仕事が変わると思う。(キャスターは)体力的に無理です、キツイので。34年ぶりの東京なので、僕はもう『東京大会』を見られないと思うので、みなさんと一緒にこの貴重な9日間を満喫したい」
大会キャッチコピー「1秒後、世界が変わる。」についてコメントを求められと。
「(ウサイン・)ボルトの走りを現場で見ていて、一瞬でポンッと世界が変わった。10万人の人が呼吸まで合わせたのでは。世界新を出して、オーッと世界が変わった。その逆もある。大好きな選手が失敗してしまうことがある。たった1秒で天国と地獄が味わえる。ほぼほぼ地獄、あれだけ選手が出て勝者はひとりなのですから」
これまでの大会で印象に残っているシーンを質問されると、織田はこのように答えた。
「いっぱいある。ボルトもそうだし、最近サニー(サニブラウン・アブデルハキーム)が(2022年オレゴン大会・2023年ブダペスト大会の男子100mで)決勝に行ったり。サニーをずっと見ている。10代からボルトを上回る奴が日本にいた。実際会ってみたらものすごくチャーミングで、『世界一になりたい』と聞いた時、その笑顔を見て応援したいと思った。ナイーブな選手が多い中、サニーは本当にチャーミング。北口(榛花)選手もそう。(2023年ブダペスト大会の女子やり投で)泣きそうな顔でダメかなと思っていたら、最後の投てきで逆転し、すごい笑顔を見せる。あの一投で彼女の人生が変わった」
『東京2025世界陸上』で注目している選手を問われると、織田はこう返答した。
「日本人選手に期待しているのはみなさんと一緒。北口選手やサニー、(走幅跳)橋岡(勇輝)選手、(女子中長距離の)田中希実選手。女子の100mハードルには強い人が3~4人いて、『メダルに絡めるかも』『東京の地元の風が吹くと一番いい色のメダルも見えてくるかも』とか。どんどん夢が膨らんでくる。
(女子400mハードのシドニー・)マクラフリンが気になったり、(女子中長距離のシファン・)ハッサンは大ベテラン、引退した後もずっと知りたい。戦争とか関係なく、女子走高跳の(ヤロスラワ・)マフチク(ウクライナ)と(マリア・)ラシツケネ(ロシア)の戦いを見たい」
最後、スペシャルアンバサダーは陸上観戦ビギナーにメッセージを送った。
「30何年に一度の大会、これはチャンス。全国津々浦々、東京までならそんなに大変ではないだろうから、一度生で陸上を見てみるのはいいんのでは。これ以上の陸上の大会はない。世界一が集まっている大会ですから。どれだけ速いか、テレビではなかなか伝わらない。生で見ればわかる。だって8m飛ぶんですよ、本当にびっくりする。テレビ局には申し訳ないけど、一度生で見てほしい」
『東京2025世界陸上競技選手権大会』は9月13日(土)~21日(日)・国立競技場にて開催。チケット発売中。人気のセッションは予定枚数終了も出ている。
東京2025世界陸上競技選手権大会のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2453080