押井守「イノセンス」4Kリマスター版の予告到着、バトー役・大塚明夫からコメントも
映画
ニュース

「イノセンス 4Kリマスター版」場面カット
押井守が脚本・監督を担ったSF長編アニメーション「イノセンス」の公開20周年を記念し、同作の4Kリマスター版と「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」が同時公開。このたび予告編がYouTubeで公開され、バトー役の大塚明夫からコメントも到着した。
士郎正宗のマンガをもとに1995年に製作された「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は、2029年を舞台に非公認の超法規特殊部隊“攻殻機動隊”こと公安9課の活躍を描く物語。田中敦子が主人公・草薙素子を演じ、大塚のほか山寺宏一、仲野裕、大木民夫、玄田哲章もキャストに名を連ねた。その3年後を舞台とする「イノセンス」では、少女型のロボットが所有者を惨殺したという事件の謎を追うバトーらの姿が描かれる。
大塚は「あれから20年の月日が流れたのかと思うと人生の短さを実感します。当時私は45歳。たくさんの出来事、さまざまな紆余曲折を経て65歳になりました。己が人生のありようがこんなにも変わるものかと呆然としております」と回想。昨年死去した田中に思いを馳せ、「手入れをしながら芸を磨いてまいります! イノセンス、是非大画面でお楽しみください」と呼びかけた。
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」「イノセンス 4Kリマスター版」は、2月28日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほかで2週間限定公開。なお2作品を鑑賞した人に押井のサイン入りグッズを贈るキャンペーンも実施される。詳細は公式サイトを確認してほしい。
大塚明夫 コメント
イノセンス公開。あれから20年の月日が流れたのかと思うと人生の短さを実感します。当時私は45歳。たくさんの出来事、さまざまな紆余曲折を経て65歳になりました。己が人生のありようがこんなにも変わるものかと呆然としております。
亡くなってしまいましたが、草薙素子役を務めた田中敦子氏が「義体化出来ればいいのに…」と呟いていたのを思い出します。
加齢による肉体の劣化が招くパフォーマンスの低下は演者にとって恐怖でしかありませんが、まだまだ義体化は叶わなそう…。
手入れをしながら芸を磨いてまいります! イノセンス、是非大画面でお楽しみください。
©2004 士郎正宗/講談社・IG, ITNDDTD ©1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT