中村勘九郎とプロレスラー小島聡が初対面に感激、声をそろえて「いっちゃうぞ、バカヤローッ!」
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左から小島聡、中村勘九郎。©松竹
「猿若祭二月大歌舞伎」昼の部「きらら浮世伝」に出演中の中村勘九郎と、新日本プロレスリング所属のプロレスラー・小島聡の囲み取材が、昨日2月16日に東京都内で開催された。
横内謙介脚本・演出「きらら浮世伝」は、“江戸のメディア王”と称された蔦屋重三郎の奮闘を描く物語。劇中のけんかシーンでは、勘九郎扮する蔦重が、中村隼人扮する喜多川歌麿を相手にプロレス技を仕掛け、小島の決めゼリフ「いっちゃうぞ、バカヤローッ!!」を叫んでいる。囲み取材では、「きらら浮世伝」終演後の勘九郎と、本作を観劇した小島が初対面を果たした。
プロレス好きの勘九郎は「学生時代からずっと(小島を)追いかけてきたので、光栄でございます。劇中で勝手にやらせていただいて」と恐縮しつつ大喜び。小島は観劇した感想を「全身の毛穴が開くくらい興奮しました。約34年間プロレスをやっていて、一番うれしいです」と笑顔で述べ、勘九郎による再現度の高さを問われると「完璧です。やっぱりカッコいいです」と興奮ぎみに話した。「こんなにプロレスの要素が入る作品は、歌舞伎史上初じゃないですか?」と語る勘九郎は、記者から「今後、プロレスを題材にした歌舞伎作品をやるのはどうか?」と問われると意欲を見せていた。
最後に、勘九郎と小島は「いっちゃうぞ、バカヤローッ!!」と息ぴったりに雄叫びを響かせ、囲み取材を締めくくった。
「猿若祭二月大歌舞伎」は2月25日まで上演される。
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