“生ける屍”になった哀しき少年兵の慟哭、タイのゾンビ映画「哭戦」予告解禁
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「哭戦 オペレーション・アンデッド」ポスタービジュアル
タイ製作のゾンビ映画「哭戦 オペレーション・アンデッド」より、予告編がYouTubeで公開。ストーリーが明らかになったほか、ポスタービジュアルが解禁された。
第2次世界大戦下を舞台とする本作は、“生ける屍”へと変貌してしまった少年兵たちの姿を描く物語。タイ南部・湾岸の村では有事に備え、少年までもが兵士として訓練を受けていた。伍長のメークは恋人ペンとの間に子供を授かり、束の間の幸せを噛み締めていたが、多数の戦艦を率いた日本軍が村に上陸したことから事態は一変。メークの弟でまだ幼いモークをはじめ、少年兵たちが日本軍との戦いに駆り出される。タイ政府は日本政府と友好的に交渉をしようと試みるが、日本軍は“ある生物兵器”をタイに持ち込んでいた。それは、禁断の実験によって生み出された、殺しても立ち上がる“不滅の兵”だった。
劇中では“生ける屍”となったモークと、不条理な状況に対して怒りと正義の心を持って立ち向かうメークの兄弟愛もつづられる。「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のチャーノン・サンティナトーンクン(ノンクン)がメーク、アワット・ラタナピンターがモークを演じ、スピチャー・サンカチンダー、大関正義もキャストに名を連ねた。
予告編には、“生ける屍”と化したタイの少年兵たちの姿が。彼らは姿が変われど人間の心を失っておらず、兄弟や家族、恋人を思う気持ちや戦争に対する憤りなどを持ち続ける。映像の終盤には「“人間”と“人間ではないもの”」「“人間の心”を持つのは、果たして──。」とテロップも収められた。
コム・コンキアート・コムシリが監督を務めた「哭戦 オペレーション・アンデッド」は、4月18日より東京・シネマート新宿ほか全国で公開。なおムビチケオンライン券が販売されており、メークの姿が描かれたオリジナルスマホ壁紙が特典として付属する。
※「哭戦 オペレーション・アンデッド」はR15+指定作品。
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