松村北斗、風が吹けば松たか子を思い出す
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「ファーストキス 1ST KISS」大ヒット御礼舞台挨拶の様子。左から松たか子、松村北斗
映画「ファーストキス 1ST KISS」の大ヒット御礼舞台挨拶が本日2月17日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、キャストの松たか子、松村北斗(SixTONES)が登壇した。
塚原あゆ子が監督を務め、坂元裕二が脚本を手がけた本作は、結婚15年目に夫を事故で亡くした硯(すずり)カンナが、第2の人生を歩もうとしていた矢先にタイムトラベルする術を手に入れる物語。15年前に戻って自身と出会う直前の夫・駈(かける)と“再会”し、恋に落ちるさまが描かれる。松がカンナ、松村が駈を演じた。
公開初日の2月7日から本日までの10日間で観客動員数54万人を超え、ヒットを飛ばしている本作。松は「知り合いが観てくれて。『よかった!』という声が私のところにも届いています」と報告し、松村は「評判を聞いて、いてもたってもいられなくてレイトショーで観てくれた方もいました。音楽を一緒にやっている方やラジオチームからも熱烈な感想をもらっています。自分が出ている映画をどう観ればいいのかわからなかったんですが、感想をもらって素敵な映画だと実感しています」と口にする。
著名人からも本作への感想が多数届いているそうで、イベント中には新海誠による「なんてチャーミングな映画! なんて見事な構造! エンドロール後、思わず(小さく)拍手してしまいました」というコメントが紹介された。新海と「すずめの戸締まり」でタッグを組んでいる松村は「新海さんとはご縁があって仲良くさせていただいているんですが、出会って以降、自分の作品は必ず観てくださっているんです」と言い、「構造とかそういった部分も面白いんだと新たに発見しました」とうれしそうに語った。
本日の舞台挨拶で宣伝活動が一段落になることがアナウンスされると、松は「撮影はぎゅっと1カ月ぐらいでやらせていただいたんですが楽しかったですし、宣伝活動も楽しくやらせていただきました。(松村に)私のダメなところを引き出していただいて(笑)。頼りになりました」と感謝する。一方の松村は「カンナに鏡のように映されることによって駈ができた部分がありました。松さんは頼りになりますし、チャーミングなところがあって、ずっと引っ張ってもらいました」と言いつつ、「でも初日が終わったら、急に適当なことしか言わなくなって(笑)」とこぼし、会場を笑わせる。これに松は「ほっとしてしまったんです。お客さんに作品が渡ったんだなって思ったら気が抜けてしまって。反省してます」と笑みをこぼした。また松村が「(松は)『撮影が終わったら私のことは忘れてください。通りすぎる風だと思って』と言っていたんですが、風が吹くたびに思い出す方になりました」と伝えると、松ははにかみながら「さすが! すごいな。きれいにまとめて」とたたえる。
最後に松村は「たくさんの方に観ていただき、たくさん感想を聞きたいです」「大切な思い出としてこの映画を取っておいていただけたら」とアピール。松は「ありがたいことに、もうちょっと長く皆様に観ていただける時間をいただけそうです。大切な人と観てもいいし、1人で観て、知らない誰かと劇場で作品を共有してもいい。気に入っていただけたら幸いです」と願いを込め、「素敵なラブストーリーで、愉快な人を演じることができました。監督、坂元さん、スタッフ、そして松村くんのおかげです」と感謝し、イベントに幕を引いた。
「ファーストキス 1ST KISS」は全国で上映中。
©︎2025「1ST KISS」製作委員会