タイ映画「Lahn Mah」邦題は「おばあちゃんと僕の約束」、観客参加型の試写会で決定
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「おばあちゃんと僕の約束」ポスタービジュアル
タイ映画「Lahn Mah(原題)」の邦題が「おばあちゃんと僕の約束」であることが明らかに。1月22日に観客参加型の“邦題決定”試写会が東京・アキバシアターで行われ、同タイトルに決まった。
第97回アカデミー賞の国際長編映画部門にタイ代表でショートリスト入りを果たした本作は、大学を中退してゲーム実況者を目指す青年エムを主人公に据えた物語。彼はステージ4のがんに侵された一人暮らしの祖母・メンジュに遺産目当てで近づき、彼女から信頼され相続を得ようとするが、彼女のつつましく懸命に生きる姿に心を動かされていく。エムをプッティポン・アッサラッタナクン(ビウキン)が演じ、メンジュ役のウシャ・セアムクンは78歳にして俳優デビューを果たした。
イベントには、700名以上の応募の中から選ばれた80名の観客が参加。配給元のアンプラグド代表・加藤武史と映画パーソナリティの伊藤さとりが登壇し、加藤は「映画はお客さんのもの。お客さんが観てくれて初めて成立する。それなら、一緒に考えてもらうのが面白いのでは?と思った」と試写会開催の経緯を語った。
伊藤によると、配給会社では映画を観たときに印象的だったアイテムや感じた言葉を入れて邦題を決定することが多いという。この日のトークでは客席から「家」「約束」「お粥」「思い出」「一番」「遺産」など数多くの言葉が飛び出した。今回は、配給元が提案した3つの案に投票するか、ほかの邦題を思いついた人は空欄に記入するというアンケート方式を採用。集計の結果、多数票が入った「おばあちゃんと僕の約束」に決定した。
「おばあちゃんと僕の約束」は6月13日より東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開。サンヤ・クナコーン、サリンラット・トーマット、ポンサトーン・ジョンウィラート、トンタワン・タンティウェーチャクンもキャストに名を連ねた。
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