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野木亜紀子「ラストマイル」でキネ旬脚本賞、これからも“よき設計図”を目指して精進

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日本映画脚本賞を受賞した野木亜紀子

「ラストマイル」の野木亜紀子が、2024年 第98回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画脚本賞を受賞。本日2月20日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われた表彰式に出席した。

「ラストマイル」は、ショッピングサイトの巨大物流倉庫から配送された段ボール箱が爆発したことから物語が展開していくノンストップサスペンス。塚原あゆ子が監督を務め、満島ひかりと岡田将生が共演し、ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の世界線と交差する“シェアード・ユニバース・ムービー”として大きな注目を集めた。

野木は「何かの間違いじゃないか?と、受賞のメールを3回くらい見直しました」と話し出し、「いわゆるエンタメで、テレビのドラマとつながっていないとはいえ、そこから派生した映画を選んでいただけたことに感謝しています」と続ける。そして「もとは映画を志していたはずがドキュメンタリーに従事して、全財産が400円しかない時期もありながらなんとか脚本家になりました。約30年かかりましたが、何一つ無駄なことはありませんでした」とこれまでを回想。「この賞をゴールではなく、始まりとしたい」「映画・ドラマは私1人では作れない総合芸術の世界。皆さんが全力で関わることのできる、脚本というよき設計図を書けるように精進していきます」

なお映画ナタリーでは、引き続き表彰式の模様をレポートする。