デミ・ムーアの怪演が光る話題作『サブスタンス』ハリウッドの闇を切り取った場面写真11点公開
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『サブスタンス』 (C)The Match Factory
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すべて見る第97回アカデミー賞にて主演女優賞含む5部門にノミネートされている映画『サブスタンス』の場面写真が一挙11点公開された。
本作は、美と成功への執着が常軌を逸した行動を生むハリウッドに渦巻く“闇”を描いた作品で、主演のデミ・ムーアが45年のキャリアで初めてアカデミー賞にノミネートされたことも話題となっている。
50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再生医療“サブスタンス”に手を出す。だが治療薬を注射するやいなや、エリザベスの上位互換体“スー(マーガレット・クアリー)が、エリザベスの中から現れる。若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、ひとつの心をシェアするふたりには「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめてしまう。
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公開された場面写真では、身体のラインを覆うファッションと視線を隠すサングラス、怪しげな箱を抱えて人目をはばかるように立ち去ろうとするエリザベスの姿や、カラフルポップなアイメイクで自信に満ち溢れた笑顔を振り撒くスーという対照的なふたりの表情を捉えたカットのほか、胡散臭いプロデューサー・ハーヴェイが、スーを口説き落とそうとする様子、あっという間にスターダムにのしあがったスーがハリウッドの成功の象徴“大看板”に掲出されるカットなどが切り取られている。
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デミ・ムーアは“美と若さ”への執着を圧倒的怪演で見せつけ、かつて「ポップコーン女優」と呼ばれていたと明かすほど悩んでいたキャリアを自らの力で乗り越え、再評価を獲得。アメリカでは「デミッセンス」(デミ・ムーアのルネッサンス)という造語が生まれるなど、今最も旬な女優のひとりとなった。
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共演は、昨年話題を呼んだヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』にも出演したマーガレット・クアリー。そして、監督と脚本はコラリー・ファルジャが手掛けた。ファルジャは本作を執筆した理由を「年齢、体重、からだの輪郭などが、その理想の型から外れていく時、世間は『お前は女としてもう終わりだ』と私たちに宣言します」「これこそが女性の監獄」と断言しつつ「本作は、これを吹っ飛ばす時が来た」と宣言している。また「こんなにくだらないことが続いていること自体が、ちゃんちゃらおかしい」と爽快に言い放っている。
<作品情報>
『サブスタンス』
5月16日(金) 公開
公式HP:
https://gaga.ne.jp/substance/
(C)The Match Factory
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