東野圭吾の小説を舞台化していく「東野圭吾シアター」開催決定 第1弾は小西詠斗&多田直人W主演の『祈りの幕が下りる時』
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東野圭吾『祈りの幕が下りる時』(講談社文庫)書影
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すべて見る東野圭吾の小説を舞台化していく「東野圭吾シアター」の開催が決定。その第1弾として『祈りの幕が下りる時』が、2025年5月に東京・サンシャイン劇場、その後大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。
『祈りの幕が下りる時』は、累計発行部数1,400万部を突破した人気シリーズ「加賀恭一郎シリーズ」の第10作目。本作で加賀恭一郎の失踪した母親が初めて登場し、失踪した理由が判明する。そして、加賀が優秀ながらなぜ所轄の刑事のままでいるのか、彼自身の謎も明らかになっていくシリーズの総決算ともいうべき作品で、第48回吉川英治文学賞に輝いた。
シリーズの顔となる加賀恭一郎役は、舞台『容疑者Xの献身』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』でも主演を務めたキャラメルボックスの多田直人、同じく本作のストーリーを担う、警視庁捜査一課の刑事・松宮脩平役は、「舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚」の走馬灯や『進撃の巨人-the Musical-』など、話題作への出演が続く小西詠斗が演じる。そして、被害者の中学時代の同級生であり、演出家の角倉博美役で原田樹里、父親役で文学座の石橋徹郎、さらに柿喰う客の田中穂先、中嶋海央、キャラメルボックスの岡田さつき、筒井俊作といった顔ぶれが揃った。
脚本・演出は、これまでに『容疑者Xの献身』(2012年、2019年、2021年)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2013年、2016年)、『仮面山荘殺人事件』(2020年、2023年)など、東野作品の舞台化を手がけてきた成井豊が務める。
■脚本・演出:成井豊 コメント
ミステリは本来「謎解き」であり、本作も「カレンダーに書かれた12の橋の名前」という謎を、日本橋署の刑事・加賀恭一郎が解いていきます。が、その謎が解かれた時に明らかになる人間ドラマには、誰も涙を流さずにいられないでしょう。かくいう私も、初めて読んだ時は嗚咽が出るほど泣きました。東野圭吾さんの小説を舞台化するのは、今回が4回目。過去3回とも、できるだけ原作に忠実に、と心がけてきました。原作の持つ深さや熱さがそのまま表現できれば、それで舞台は成功すると確信するからです。だから、今回もできるだけ原作に忠実に。頑張ります。
■小西詠斗 コメント
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舞台『祈りの幕が下りる時』で松宮脩平を演じさせていただきます、小西詠斗です。
今回、東野圭吾さんの世界でお芝居をさせていただけること、とても光栄で嬉しく思います。
原作の、バラバラになったピースをひとつずつ組み立ていくような展開に一気に引き込まれました。
どんな演劇ができるのか、凄く楽しみです。
素晴らしい作品を作り上げられるよう、精一杯頑張りたいと思います。
是非劇場で楽しんでいただけたらと思います! よろしくお願いいたします。
■多田直人 コメント
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またこんなシビアな物語を舞台化するとは……。ハードルも高く、挑戦的な公演になると思っています。ですがその分、俳優にとってはとてつもない「やりがい」を感じられるはず。臆することなくぶつかって、たくさん悩みもするでしょうが、東野圭吾さんの世界観をしっかり描けるように頑張ります。
この事件の謎を、ヒリヒリする物語を、登場人物たちと一緒に体感してくださると嬉しいです。劇場でお待ちしております。
【ストーリー】
東京都葛飾区小菅のアパートで腐乱遺体が発見される。
被害者は滋賀県在住の30代女性・押谷道子。
殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫は消息を絶っていた。
捜査一課の松宮は、殺害時期や現場が近い新小岩での河川敷で発生した「ホームレス焼死事件」との関連性を調査していた。やがて松宮は、道子が中学の同級生で演出家の角倉博美を訪ねて、上京したことを突き止める。
しかし浅居博美には確かなアリバイがあり、捜査は進展しない。
捜査を進めるうちに、現場の遺留品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。その事実を知った加賀恭一郎は激しく動揺する。
それは失踪した加賀の母に繋がっていた。
<公演情報>
東野圭吾シアター 舞台『祈りの幕が下りる時』
原作:東野圭吾『祈りの幕が下りる時』(講談社文庫)
脚本・演出:成井豊
【出演】
小西詠斗、多田直人
原田樹里、田中穂先、筒井俊作、岡田さつき、関口秀美、中嶋海央、早海亜衣理、辻合直澄
石橋徹郎
【東京公演】
2025年5月17日(土)〜25日(日)
会場:サンシャイン劇場
【大阪公演】
2025年5月31日(土)・6月1日(日)
会場:サンケイホールブリーゼ
公式サイト:
https://napposunited.com/higashinokeigo-theater2025
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