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片寄涼太がGENERATIONSの魅力をバラードで表現「個々の成熟したところを見せたい」

音楽

インタビュー

ぴあ

片寄涼太 (撮影/友野雄)

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2025年、GENERATIONSが新たなフェーズに突入する――。2月3日配信の中務裕太からスタートしたメンバープロデュース楽曲プロジェクト「PRODUCE 6IX COLORS」。第二弾は、片寄涼太プロデュース曲『気づいたことは』を3月3日に配信する。

真実の愛をピュアにまっすぐに歌い上げる歌声は、聴く人の心を温かく包み込むラブバラード。愛する人への感情が高まる情感豊かで切ないメロディーが耳に残る今作への熱い想いと共に語ってくれたのは、最新の気づきエピソード。さらなる高みを目指すGENERATIONSの魅力をこのメンバープロデュース楽曲でぜひ感じて欲しい。

GENERATIONSを知らない方にも共感してもらえる楽曲にしたかった

――片寄さんのプロデュース曲『気づいたことは』は、特別な告白の瞬間を温かく包み込むようなボーカルが素敵な楽曲ですね。こんな風に愛を歌われたら幸せだなと聴いていて憧れの気持ちが止まらなかったですが、どんなコンセプトで作り上げた曲なのでしょうか。

今回、蔦谷好位置さんのサウンドプロデュースで楽曲を作ったんです。蔦谷さんとお話をする中でGENERATIONSにはなかったJ-POPの王道バラードを作ろうということをテーマにしまして。いろんな楽曲が候補にある中、今まで歌ってきたバラードとは、またちょっと色が違う至極のラブバラードを選曲したことから始まりました。

――愛する人にプロポーズをする時に歌って欲しい、直球の告白ソングで本当に素敵な楽曲ですね。

ありがとうございます。GENERATIONSを知らない方にも共感いただけるような楽曲になればいいなと思って作ったので、嬉しいですね。告白の瞬間を切り取った楽曲で、気持ちが動く瞬間みたいなものを歌詞に描きました。そういう大切なシチュエーションやタイミングでこの曲を使っていただけると、とても嬉しいです。

――この楽曲に辿り着くまでに紆余曲折あったんでしょうか。

ありました。去年の秋からプロジェクトがスタートして。蔦谷さんチームの方々にいろんな形でサポートしていただいたおかげで、本当に贅沢な楽曲制作になったと思います。いろいろな話し合いの中でこだわったのは、歌詞もそのひとつ。“ありのままに”、“愛のままに”という言葉を連ねていて、ちょっと韻を踏んだリリックが特徴で。ここは僕が考えたフレーズで、耳なじみもいいのかなぁと。キラーワードでもあるフレーズをサビのお尻に持ってきて印象に残るようにしたのは、自分の中でこだわりです。

――片寄さんの落ち着くような優しい歌声が魅力的ですが、レコーディングで心掛けたことはありますか。

蔦谷さんのディレクションで、いろんなパターンの歌い方でレコーディングしました。蔦谷さん自身が導いて引き出してもらった部分が大きいので、とても勉強になったレコーディングでしたね。歌詞については、自分も携わらせてもらった部分もあるので、自分の中で楽曲の世界観はイメージできていたんですが、それをまた楽曲として歌うことで立体化するみたいなところではお芝居のような表現力を求められました。

――確かに感情の高まりが伝わってくる歌声です。そして、幸せなカップルの姿を切り取ったミュージックビデオは、1本のドラマを観たような満足感がありました。

本当ですか? 嬉しいです。 ミュージックビデオは、ディレクターをして下さった方のアイディアと自分のアイディアが掛け合わさって、面白いものになったなと思っています。カップルや夫婦の姿が描かれていますが、恋愛だけではなく大切なもの、普遍的な愛をテーマに作ったんですよね。仲間への愛、友達への愛もそうですし……。聴いて下さった方に一瞬のメモリーが大切だっていうことに気づけるような、そんな曲になればいいなと思っています。

メンバーみんなグループを大切にしていて、愛情があるんです

――寄り添ってくれる大切な人がいることは決して、当たり前じゃない、特別に幸せな瞬間なのだと気づかせてくれる曲ですよね。タイトルを『気づいたことは』に決めた理由も知りたいです。

いや~、タイトルは結構、悩みまして……。蔦谷さんや作詞家さんからもいろいろアイディアを出して頂いて、本当にいろんな案があったので、迷ったんですよ。ミュージックビデオのディレクターさんと話す中で、『気づいたことは』っていうのはどうかな? という話になって。『気づいたこと』という曲はあっても、『気づいたことは』って“は”を付けるとニュアンスがちょっと変わって面白いなと思って決めました。タイトルだけ見た時に、ちょっと読みたくなる小説のタイトルのような感じもありませんか? ちょっと覗きたくなる物語のタイトルみたいですよね。楽曲を聞いた後に、自分自身が何に気づいたか探してもらえるようなタイトルになったと思っています。

――この曲に綴られているような「愛してるよ」っていうストレートな気持ちを普段からお友達だったり、メンバーだったり、大切な人にストレートに伝えられるほうですか。恥ずかしくて言えないという人もいるかと思いますが……。

僕は気負わずに伝えられる方かなとは思いますね。メンバーに対しては、直球の言葉では伝えないですが、馴れ合いのような関係ではないですよ。お互いの近況を報告し合ったりする、他愛ない時間でさえも、お互いを大切にしている時間なので。やっぱり皆、グループを大切にしていて、グループに対しての愛情がありますし、皆がお互いに思いやって今があります。

――当たり前のように隣にいてくれるメンバーの存在は、運命共同体でもある本当に尊い存在ですよね。最近、メンバーからもらった“気づき”はどんなことでしょう?

テレビを観ていたらメンバーが出ていたり、番組の予告が流れたりすると、「おお……!!」みたいな(笑)。「こんなことやってたんだ」みたいなのを知ると、「頑張ってるなぁ。自分も頑張ろう」って思わされることはしょっちゅうですね。この前も(小森)隼がバラエティーのロケで雪が降っている中で傘をさしながらロケしている番組の予告を見かけて。「大変そうだな」って思って、それは会ったときに思わず「あの雪の中のロケどうだった?」って気になって聞きましたね(笑)。

――そもそもメンバープロデュースで楽曲を作ってみようというこのプロジェクトをやることになったいきさつは?

GENATIONSのメンバー皆、20代後半から30代になってきて、個々の成熟したところを見せたいなっていう風に思っているところ。いい男の子たちからいい男性になってきている今のタイミングを切り取るのにふさわしい楽曲を作れたらいいなということが始まりでした。

言葉を紡ぐことが好きだから、作詞は今後もやっていきたい

――2月3日に配信リリースした第一弾の中務裕太さんは、Da-iCEの花村想太さんか作詞作曲を手掛けた恋愛ソングでしたね。自分プロデュースでやりたいことが6人6様で違うのが面白いですね。

そうですね。それぞれ全く違うアプローチの曲になると思います。第三弾の(白濱)亜嵐くんの楽曲は、GENERATIONSでは意外性のあるサウンドなので、またグループとは全然違うカラーを届けられると思うので、楽しみにしていただきたいです!

――ちなみにこれまでのソロ活動の中で片寄さんのファンの皆さんは、どんな方が多いと気づきましたか?

去年、ソロシングル『tenkiame/今夜はブギー・バック feat.eill / prod. Shin Sakiura』をリリースした際、サイン会をやらしていただいて。ツアーの会場と紐付けて、全国をまわらせてもらったんですけど、いろんな世代の方に応援していただいているんだなと改めて気づきました。「10歳の頃から涼太くんのことが好きで、20歳になりました」「涼太くんに会うのが夢でした」と言って下さる方もいて。ファンの方の愛情に改めて気づかされたのは本当にいい機会でしたね。少しの時間ではありましたけど、ファンの方とそうやって触れ合える時間をこれからも作れたらいいなと思います。

――3月30日にオープンする鳥取県立美術館のグランドオープンアンバサダーにも就任されていますが、ご自身の趣味であるアートもお仕事になっているのが素晴らしいです。

アートはまだまだ自分が知らないことがたくさんあって学びだらけで面白いですよ。もっと芸術の分野の知識を深めたいんですよね。自分で絵を描いたりはしないんですけど、美術館やギャラリーを巡るのも好きなんです。ペインティングのシンプルな絵が好みで、うちで眺めるのも好きですね。

――素敵ですね。家に絵を飾ってみたいという初心者におすすめの絵はありますか。

いや~、人それぞれ好みは違うので、難しいですよね。何を求めるかじゃないですか。資産価値で絵を買う人もいるし、日常に潤いを求める人もいるし。とにかくたくさんいろんな絵をご覧になって、気に入ったもの見つけるのがいいかと思います。「これは誰かにとられたくない」って思ったものを買うのがいいんじゃないですかね。洋服だと同じものがお店に並びますけど、アートは、物によっては世界に1点しかないものもありますから。

――そして、昨年は主演舞台に挑戦されていましたが、今後やっていきたいことはありますか。

舞台もほんとに面白かったので、またやれたらいいなと思っていて。それはこれまでやってきた作品のスピンオフのような『HiGH&LOW THE 戦国』という舞台だったんですが、また違ったストレートプレイなど、新たなお芝居に挑戦できたら面白いなと思います。

――これまでも作詞に挑戦されていますが、今後ももっと自分の言葉で楽曲を届けていきたいという気持ちはありますか?

そうですね。言葉が紡ぐことが好きなので、ソロの楽曲を含め、作詞活動を今後もやっていけたらいいなと思います。今回の曲に関しては作詞家さんにアイディアを出してもらいつつ、自分のアイディアを足していって作っていったもの。今まで書きためたものも多少はあるんですけど、それが世に出るかは分からず……。あと、歌詞以外にもちょっとずつ文章で自分自身のことを発信していくようなことができたらいいなと思っています。

最近の好きなものは?

――話は変わりますが、最近日々の中で改めて、好きだなと気づいたことはありますか?

今、イギリスのワインの資格WSETを取得しようと思って勉強中でなんす。レベル2を去年習得して、今レベル3を半年ぐらいかけて学んでいます。知識が増えると自分が好きなワインの幅が広がりますね。高価なものだけが美味しいわけではなく、大量に生産される安価なワインも、飲み方次第で味わい深くなるもの。美味しい飲み方を知ったことで価値観が広がったので、やっぱり学ぶって素晴らしいことだなと思いました。

――そういう知識を知っていると、食事の場などで会話が広がりますね。

チャーミングで軽めな赤だったら、冷やして飲むほうが美味しいとか。イチゴやグランベリー、ラズベリーなどの赤い果実のワインは、冷やして飲むのがおすすめです。友達と食事中にワインを飲むときは、ワインソムリエのごとく好みのものを見立てたりしますよ。僕はフランスのブルゴーニュのワインが大好きなんですけど、いろんなワインが好きになりました。

――ワイン通とは、スマートですね。皆さんひとりひとり本当にいろんなことに挑戦されているなという印象です。

今回の6人が1曲ずつプロデュースすることも初めてですし、自分たちも10何年やってきて、こんなにやったことないことがあるんだなって発見があったんです。個性が強いメンバーたちだからこそ、それぞれのキャラクターもこう知って下さってる方も増えてきていますが、もっとグループを知ってもらいたいです。隼みたいにラジオを帯でやっているメンバーもいれば、ファッションに強いメンバー、ダンスが得意なメンバーなど、それぞれ強いジャンルもありますし。それぞれの楽曲をきっかけに、また今後のGENERATIONSに活せることや面白い展開がたくさんあると思うので、僕たちも楽しみです。

――最後に…片寄さんの強みとは?

性格的なことになりますけど、いい意味で、こだわりが強くないっていうところですかね。もちろん作品に対していいものを作るというこだわりはありますけど、基本的に曲げられないほどではない。いいものをどんどん取り入れたい気持ちが強いので、いい意見や素敵なアイディアをミックスして、「いいね」ってなるものを生み出せたらいいですね。今回も、蔦谷さんのエッセンスやディレクターのエッセンスとか、いろんなものが合わさっていますから。みんながそれぞれを出し合って生まれた化学反応から、素敵な楽曲が出来たことで、勝手に僕はプロデュースした気になれました(笑)。周りの方に助けていただいて、楽しくこの企画に臨めたんですよね。今回の企画をきっかけに今後は自分たちのライブでもそれぞれプロデュースしていく部分も増えるかもしれないので、楽しみにして欲しいです。

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片寄涼太プロデュース
GENERATIONS『気づいたことは』3月3日配信リリース

https://www.ldh.co.jp/management/generations/


撮影/友野雄、取材・文/福田恵子

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