ジーン・ハックマンが95歳で死去、「フレンチ・コネクション」「許されざる者」に出演
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ジーン・ハックマン
「フレンチ・コネクション」「許されざる者」などで知られる俳優のジーン・ハックマンが死去したことを共同通信などが報じた。95歳だった。
1930年1月30日に米カリフォルニア州で誕生したハックマンは、海兵隊の除隊後にニューヨークへ移り、30歳を超えてから俳優を志す。1967年、ウォーレン・ベイティとの出会いをきっかけに「俺たちに明日はない」に出演し、第40回アカデミー賞の助演男優賞にノミネート。その後、国際麻薬組織の捜査に奮闘する刑事の“ポパイ”ことジミー・ドイルを演じた「フレンチ・コネクション」で第44回アカデミー賞の主演男優賞を獲得した。
1970年代には、アーサー・ペンの監督作「ナイトムーブス」や男女8人が1000kmを走り続けるレースを描いた西部劇「弾丸を噛め」で主演。メル・ブルックスのホラーコメディ「ヤング・フランケンシュタイン」、クリストファー・リーヴと共演した「スーパーマン」などで幅広い役柄を演じてきた。クリント・イーストウッドが監督・主演を担った1992年製作の「許されざる者」では、第65回アカデミー賞の助演男優賞に輝く。
2003年の第60回ゴールデングローブ賞で、生涯功労賞であるセシル・B・デミル賞を受賞。2004年の「ニューオーリンズ・トライアル」では下積み時代のルームメイトであるダスティン・ホフマンと共演を果たし、78歳のときに俳優引退を発表した。なおハックマンは小説家としても活動していた。
(情報提供:共同通信)(写真提供:infusny-05 / 42 / Dara Kushner / INFphoto / Newscom / ゼータ イメージ)