unrato『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』世代の異なる3チームのキャストで上演
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大石継太
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すべて見る演出家・大河内直子とプロデューサー・田窪桜子による演劇ユニット「unrato」が、7月に東京・赤坂RED/THEATERで『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』を上演する。
本作は、1938年にアメリカのストーリー誌に発表され、『届かなかった手紙』のタイトルで日本でも翻訳出版されている往復書簡による小説『ADDRESS UNKNOWN』の舞台版。物語は1932年から1934年の間に交わされた20数通の手紙によって綴られる。ふたりだけの手紙のやりとりという小さな交流から浮き上がる、世界の荒れ狂った大きなうねりとは――。2004年にフランク・ダンロップが脚色し、オフ・ブロードウェイで初演。その後、世界各地で上演されている。
unratoでは2018年に本作を日本初演。2019年にも再演を行い、代表作ともいえる作品だ。5年ぶりとなる2025年版は、初演キャストの青柳尊哉×須賀貴匡の顔合わせに加え、大石継太×天宮良、水田航生×鯨井康介の世代の異なる3チームのキャストで上演される。なおunratoは、2024年秋に上演した『Silent Sky』で読売演劇大賞優秀作品賞を受賞したが、受賞後の第1弾がこの『受取人不明』となる。
【ストーリー】
マックスとマルティンはアメリカで画廊を共同経営し、成功をおさめた親友同士。
1932年、ドイツ人であるマルティンはミュンヘンに帰国。ユダヤ人のマックスはサンフランシスコに残ることになり、ドイツとアメリカにいるふたりの手紙のやりとりが始まる。
不況にあえぐドイツにはヒットラーが登場。裕福な成功者であるマルティンは徐々にナチズムに心頭していく。
一方、ドイツで女優活動を行う妹の行方を心配するマックスは、マルティンに手紙を送るのだが……。
<公演情報>
unrato#13『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』
作:クレスマン・テイラー
脚色:フランク・ダンロップ
翻訳:小田島創志
演出:大河内直子
【出演】
大石継太/天宮良
青柳尊哉/須賀貴匡
水田航生/鯨井康介
2025年7月 東京・赤坂RED/THEATERで上演
※詳細は後日発表
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