エドワード・ヤン監督作「牯嶺街少年殺人事件」「恋愛時代」を上映、「カップルズ」4K公開記念で

エドワード・ヤンが監督・脚本を担った映画「カップルズ」4Kレストア版の公開を記念し、同監督による「牯嶺街（クーリンチェ）少年殺人事件」と「エドワード・ヤンの恋愛時代」の限定上映が決定した。

実際に起きた事件を題材とした「牯嶺街少年殺人事件」は、1960年代の台湾・台北を舞台に、少年たちの無軌道な青春とやがて訪れる悲劇を描くヒューマンドラマ。主演のチャン・チェンは本作でスクリーンデビューを果たした。「エドワード・ヤンの恋愛時代」は高度成長を遂げた台北に生きる男女10人の人間模様を、2日半という凝縮された時間の中で描いた青春群像劇だ。

「牯嶺街少年殺人事件」4Kレストア・デジタルリマスター版は4月11日から東京・シネマート新宿、愛知・センチュリーシネマ、京都・京都シネマ、4月19日から北海道・シアターキノ、5月10日から広島・横川シネマで、「エドワード・ヤンの恋愛時代」4Kレストア版は4月18日から東京・シネマート新宿で、各1週間ずつ上映される。

あわせて「カップルズ」の新たな場面写真が到着した。本作の舞台は、多国籍な人々が集まる1990年代半ばの台北。“レッドフィッシュ”をリーダー格とする4人組は金も自由も愛も、思うがままに手に入ると信じていた。そんなある日、フランスからマルトという女性が台北にやって来る。4人組のうち、新入りのルンルンはひそかにマルトに心を寄せるようになり、彼らの関係が変化していく。

場面写真には、「牯嶺街少年殺人事件」に出演したチャン・チェン、クー・ユールン、ワン・チーザンを含む4人組がいつものフライデーズで会議をしている姿や、夜の街で男女が見つめ合う様子などが切り取られた。男女が何者かに腕を縛り付けられてるシーンや、マルトが銃を突き付けられているシリアスな場面も確認できる。

「カップルズ」4Kレストア版は4月18日に東京・TOHOシネマズ シャンテ、シネマート新宿ほかで公開。

「カップルズ」4Kレストア版 公開記念上映

牯嶺街少年殺人事件

2025年4月11日（金）～17日（木）

東京都 シネマート新宿
愛知県 センチュリーシネマ
京都府 京都シネマ

2025年4月19日（土）～25日（金）

北海道 シアターキノ

2025年5月10日（土）～16日（金）

広島県 横川シネマ

エドワード・ヤンの恋愛時代

2025年4月18日（金）～24日（木）

東京都 シネマート新宿

©Kailidoscope Pictures