内村光良「体張りたい」LIFE!シリーズ7突入、新キャラ期待も「サスペンダー王子はない!」
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「LIFE!」メンバーの(左から)ドランクドラゴン塚地、ムロツヨシ、内村光良、ココリコ田中、中川大志、シソンヌじろう。
内村光良率いるコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK総合)が来年度でシリーズ7に突入する。4月12日(金)の初回放送に先がけて本日3月14日、東京・NHK放送センターにて取材会が開かれ、内村、ココリコ田中、ドランクドラゴン塚地、シソンヌじろう、ムロツヨシ、中川大志が出席した。
2012年にBSプレミアムで放送され、2013年から総合テレビでレギュラー放送第1弾がスタートした「LIFE!」。各シーズン、西田尚美、星野源、石橋杏奈、吉田羊といった顔ぶれもレギュラー参加してきた。塚地演じるイカ大王がCDデビューを果たしたり、「紅白歌合戦」に“見切れ”たりと、番組の枠を飛び越えて活躍する人気キャラも誕生。朝ドラとのコラボやアニメ化、ライブイベントの実施など、さまざまな形で展開されている。
内村は新シリーズを迎えるにあたり「個人的には体を張るコントはやりたい」と意欲。内村が高いところから飛び降りたり、ゴミクズを吹き当てられたりするシーンをスタッフが嬉々としてシミュレーションしているのだと明かす。また「新たなキャラが生まれる瞬間が好き」といい、田中演じるゲスニックマガジン記者・西条は化けると感じていたそう。ここでムロが「NHKの時間を止めた」とされる自身のキャラ・サスペンダー王子の名前を出すと「サスペンダーは最初見たときから、ない! 直感でわかります(笑)」と断言して笑いを誘った。
塚地は「LIFE!が浸透してない頃から紅白に見切れるっていうのをやり始めて、アーティストの方に『なんなんなんだこいつは?』っていう目で見られていた。でも放送を重ねて『ここなら(画面に)映りますよ』とか『見てます』と声をかけていただくようになった」と感慨深げ。「僕もテレビコントが大好きなちびっ子でしたし、『お笑いやりたい』って思う子が増えるように番組を続けたい。その子たちの人生に捧げるようなコントを。うわ、いいこと言えた!」と自らの発言に驚きつつ熱く語った。
田中は「毎年新しい仕掛けとかチャレンジをしている姿勢についていけるように」と「LIFE!」の守りに入らない精神を噛みしめる。一方で「お金をかけてもらったのに元を取れていないキャラもあって……」と外国人野球選手を演じたコント「ライフクローザー」を例に挙げ、「1回で終わってしまったコントもいっぱいあるので、取り返していきたい」と誓ってみせる。
今年度からレギュラーメンバーとして出演している中川は、「収録のたびに幸せだなと噛み締めています。まだ緊張しますが、勉強になることもあるし楽しい」とコメント。続けて「このポジションをほかの若手俳優に明け渡したくないんです。伊藤健太郎くんとかに負けないように」と本音を吐露しだし、昨年オンエアされた「LIFE!」発の時代劇「忍べ!右左エ門」で敵となる甲賀流忍者をスタイリッシュに演じた伊藤健太郎を警戒。しかし意気込みを表すように力強く「死守したい」と言いたかったところを「しゅし……」と言い間違えてしまい、メンバーから総ツッコミを受けて場を和ませた。
「印象深いできごとは何か?」という質問が飛んだ場面では、「LIFE!のたまりはほのぼのしてて、みんな小袋に入っているお菓子を食べている。内村さんがスナックを食べている姿とかあまり見られない」とじろう。「クソみたいな話してすみません」と笑っていると、「お前はいつもお菓子を家に持って帰ってるじゃねえか!」とツッコミが。ムロは「LIFE!」の収録を「部活みたい」と表現し、「週1回集まってイスに座ってセリフを合わせて、っていうのが楽しい」と語る。中川は「僕が入って最初の収録のとき、内村さんが1日中ワイヤーで吊られていて。こんなに座長が体を張っているんだ!と、その姿を見て内村さんの背中を負い続けようと思いました」とお笑いの現場で学んだことを明かしていた。
なお「LIFE!」は明日3月15日(金)、21日(木・祝)に新作コントを放送。吉岡里帆参加コントや、内村、田中、ムロ、じろうがクイーン風のロックバンドに扮したコント「スーパースター」などが届けられる。
LIFE!~人生に捧げるコント~
NHK総合 2019年3月15日(金)22:00~22:43、3月21日(木・祝)22:00~22:43
(c)NHK