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映画『石門』卵子を売ろうとする主人公が予期せぬ妊娠を知る本編映像公開

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『石門』 (C)YGP-FILM

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公開中の映画『石門』より、本編映像が公開された。

本作は、“中華圏のアカデミー賞”と称される台北金馬獎で日本資本の映画として初めて「最優秀作品賞」を受賞し、「最優秀編集賞」との2冠に輝いた作品。監督を務めたのは、中国湖南省出身のホアン・ジーと東京出身の大塚竜治夫妻で、これまでに女性の性に関する問題をテーマに『卵と石』『フーリッシュ・バード』を共同制作してきた。

望まぬ妊娠に直面した20歳のリン(ヤオ・ホングイ)を主人公に、現代を生きる多くの女性が直面する、簡単には超えることができない壁を描く本作。フライアテンダントを目指しているリンは、大学に通いながら英会話の勉強もしている。だが、多額の賠償金を要求されている母のために、寸暇を惜しんで仕事をしている。

公開された映像は、卵子を売ることを決意したリンが卵子提供ドナーの検査結果を聞かされる場面。リンは仲介人から呼び出しを受けて面接会場を訪れる。隣室では面接が行われており、依頼人が3人のドナーの学力を測るために数学の問題を出している。この国では優良な遺伝子を持つ卵子が求められているからだ。

リンを別室に呼び出した仲介人は、「あなたは妊娠1カ月よ。今決めたほうがいいわ。体のことを思えば早いうちがいい。負担が少ないから」と告げる。予期せぬ妊娠の知らせに黙しているリンは、「中絶から1カ月もたてばまたドナーに志願できるわ。困ったことがあればいつでも電話して。私たちにはいろいろコネがあるの。腕のいい婦人科医を紹介できる」という声にも頷くだけだ。

そこに面接を終えた依頼人が現れ、「彼女もドナーなの?」と興味を示す。“シャオユー”という偽名で呼ばれたリンの容姿、年齢や客室業務を学んでいることを見定めた依頼人に、仲介人は「まだ排卵周期が不安定なので整えている最中です」と性急な判断はできないと告げる。帰りがけの依頼人は、「知っていると思うけど私の弟夫妻は海外に住んでいたから高い知能と優秀なDNAを求めている。容姿の良さだけじゃダメ。次の面接を手配してね」と、良い女性が見つかったらすぐに連絡してくれと念を押す。

『石門』主人公が予期せぬ妊娠を知る本編映像

<作品情報>
『石門』

公開中

公式HP:
https://stonewalling.jp/

(C)YGP-FILM