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柏木ひなたがタイトルロール演じるリーディング・オペラ「蝶々夫人」開幕

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左から宮原浩暢(LE VELVETS)、上原理生、柏木ひなた、市川笑三郎。(撮影:間野真由美)

柏木ひなたが主演を務める「リーディング・オペラ《op.2》『蝶々夫人』」が、昨日3月4日に東京・イタリア文化会館 ホールで開幕した。

これは、ジャコモ・プッチーニの没後100年を記念し、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」を朗読形式で歌唱を交え、上演するもの。作中では、長崎を舞台に、没落藩士令嬢の蝶々夫人と、アメリカ海軍士官ピンカートンの悲恋が描かれ、柏木が蝶々夫人、上原理生がピンカートンを演じるほか、長崎に住むアメリカ人達を世話する領事シャープレス役をLE VELVETSの宮原浩暢、蝶々夫人を支える女中のスズキ役を市川笑三郎が務める。なお物語は、渡邊香澄による箏、沈琳による二胡、土屋恵によるアコーディオンの演奏に乗せて紡がれる。

開幕に際し、柏木は「今回はリーディングということで、初めてこの作品に触れられる皆さまにも噛み砕いてわかりやすく物語をお届けできるかなと。普段ステージで交わることのない豪華な皆さまとの掛け合い、そして音楽や歌もここでしか味わえないものだと思いますのでぜひ楽しんでご観劇いただきたいです」、上原は「蝶々さんの健気で一途に愛する姿をより感じていただくために、私は不祥な男に徹しようと思います。お楽しみください」とコメント。

宮原は「音楽がとにかく素晴らしいので、まず耳で、そしてそれぞれからにじみ出てくる表情も楽しんでいただきたいです。心に残る作品を届けるべく準備して参りました。精一杯頑張ります」、笑三郎は「今回私が勤めさていただくスズキ役は、私が生業としております女形をキャスティングいただいたことが、ひとつの見どころなのかなと思っております。女形だからこそできるものや女形の面白さ、衣裳やカツラは着けておりませんが、皆さんに想像していただいたり楽しんでいただけるように努めさせていただこうと思っております」とそれぞれ思いを述べた。

上演時間は、休憩を含む約2時間。東京公演は3月6日まで。このあと本作は、15・16日に神奈川の横須賀芸術劇場 ヨコスカ・ベイサイド・ポケット、21日から23日まで大阪・近鉄アート館で上演される。

柏木ひなたコメント

無事に初日を迎えることができ安心しております。

「蝶々夫人」という作品が大きすぎて迷いに迷いましたが、蝶々さんを演じることができとても光栄です。

座長になってるみたいですが、、、何にもできていない状態なので、ただとにかく必死にくらいついております。笑

今回はリーディングということで、初めてこの作品に触れられる皆さまにも噛み砕いてわかりやすく物語をお届けできるかなと。普段ステージで交わることのない豪華な皆さまとの掛け合い、そして音楽や歌もここでしか味わえないものだと思いますのでぜひ楽しんでご観劇いただきたいです。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

上原理生コメント

蝶々夫人と結婚するピンカートン役を演じます。この作品のタイトルを耳にしたことがある人は、たくさんいらっしゃるでしょうけれども、本日生まれるこのリーディング・オペラ「蝶々夫人」は、出演者4人で物語を紡ぎ、音楽はお箏と二胡、アコーディオンという国際色豊かな編成でお届けします。異国情緒あふれる当時の長崎の空気を感じていただけたらと思っております。蝶々さんの健気で一途に愛する姿をより感じていただくために、私は不祥な男に徹しようと思います。お楽しみください。

宮原浩暢(LE VELVETS)コメント

初日を迎えることができました。有名なオペラとして憧れの作品で、今回参加することができて嬉しく思っております。アメリカ領事のシャープレスは、蝶々夫人のことを気づかいつつ、同じ国のピンカートンのことも諭しながらサポートする、そんな役柄でございます。音楽がとにかく素晴らしいので、まず耳で、そしてそれぞれからにじみ出てくる表情も楽しんでいただきたいです。心に残る作品を届けるべく準備して参りました。精一杯頑張ります。

市川笑三郎コメント

このお話をいただいた時から本日まで本当に楽しみにしておりました。ミュージカルの世界で活躍されている方のお歌を身近に聞き、こんな贅沢なことはないと思いながら稽古いたしました。今回私が勤めさていただくスズキ役は、私が生業としております女形をキャスティングいただいたことが、ひとつの見どころなのかなと思っております。女形だからこそできるものや女形の面白さ、衣裳やカツラは着けておりませんが、皆さんに想像していただいたり楽しんでいただけるように努めさせていただこうと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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※初出時より本文を修正しました。

©2025.リーディング・オペラ《op.2》蝶々夫人