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変容していく時代にタイムリーな作品「真夜中に起こった出来事」スタート

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「真夜中に起こった出来事」囲み取材より、左から西岡德馬、高橋惠子、戸塚祥太。

高橋惠子と戸塚祥太がW主演を務める舞台「真夜中に起こった出来事」が本日3月7日に東京・よみうり大手町ホールにて開幕する。それに先がけて昨日6日にゲネプロが行われた。

2014年にイギリスで初演された「真夜中に起こった出来事」(原題「Taken at Midnight」)は、イギリスの劇作家マーク・ヘイハーストが、アドルフ・ヒトラー政権下のドイツで実際に起きた出来事をもとに執筆した戯曲。1931年のベルリン、ヒトラー率いるナチ党が躍進する中、弁護士ハンス・リッテン(戸塚)は、ヒトラーをある殺人事件の証人として3時間の尋問で窮地に追い込む。しかし2年後にヒトラー内閣が成立すると、ハンスは強制収容所に投獄され拷問を受ける。ハンスの母親イルムガルト・リッテン(高橋)は、息子を救い出すため、ヒトラーに立ち向かい……。

ゲネプロ前には囲み取材が行われた。高橋は「今は変容していく時代。まさにタイムリー。お客様と共有したいと思います。一緒に共有して創っていきたいと思います」とコメント。戸塚は「ぼくが演じるハンス・リッテンがヒトラーを裁判にかけてストーリーが展開していきます。自分自身というよりも媒介者のつもりです。自分のフィルターを通して伝えていこうと思います。2025年というこの時代にこの舞台をみなさんと共有できることは尊いです。ぜひ目撃してください」と意気込みを述べる。西岡德馬は「この作品は現代ともリンクしている。人類は何も学んでいないのではないでしょうか。トランプ、ゼレンスキーやプーチン問題。人類は同じことをしていると思います。大勢の方に観てもらいたいです」と思いを語った。

演出を深作健太が担い、高橋、戸塚、西岡のほか、モロ師岡、畠中洋、松井工、生津徹、小日向春平が出演する。東京公演は3月17日まで。本公演はその後、22・23日に大阪・サンケイホールブリーゼでも実施される。

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