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自分と世界の境界線が違って見える作品に…文学座アトリエの会「リセット」開幕

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文学座3月アトリエの会「リセット」より。(撮影:宮川舞子)

文学座3月アトリエの会「リセット」が昨日3月11日に東京・文学座アトリエで開幕した。

山崎元晴が劇作、西本由香が演出を手がける本作は、出演者の石井麗子が企画したもの。劇中では、帰らぬ息子の部屋を20年間保存している母親と、家の処分を迫る妹夫婦、高齢の母を介護するヘルパー、そして虚ろな目をして佇む息子の姿が描かれる。

開幕に際し西本は「新進劇作家山崎元晴さんとの4度目の共同作業となる本作の創作は『その人がその人であるとはどういうことか?』という素朴で、普遍的な問いから出発しました」「ご観劇後に自分と世界の境界線が今までと少し違って見えるような作品になればと思っております」と思いを述べた。

出演者には石井のほか、赤司まり子、奥山美代子、沢田冬樹、木津誠之、越塚学、比嘉崇貴、夏八木映美子が名を連ねた。上演時間は約1時間40分。公演は3月23日まで。

西本由香コメント

新進劇作家山崎元晴さんとの4度目の共同作業となる本作の創作は「その人がその人であるとはどういうことか?」という素朴で、普遍的な問いから出発しました。劇中では人間の認識の不確かさが暴かれるように、次々と信じていた事実が反転していきます。そうして曖昧な世界に放り出されたあと人がすがるものは何なのか。人はなぜ物語を必要とするのか。それは毒なのか、それとも救いなのか。ご観劇後に自分と世界の境界線が今までと少し違って見えるような作品になればと思っております。お待ちしております!

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