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「氷艶2025」で意気投合の髙橋大輔・NEWS増田貴久、「大輔くんとなら繊細な部分も楽しく作れる」

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「氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-」記者発表会より、左から堤幸彦、髙橋大輔、増田貴久、SUGIZO。

7月に神奈川・横浜アリーナで上演される「氷艶 hyoen 2025 -鏡紋の夜叉-」の記者発表会が、本日3月12日に東京都内で行われた。記者発表会には、演出を務める堤幸彦、W主演を担う髙橋大輔と増田貴久、そして音楽を手がけ、スペシャルゲストアーティストとして出演もするLUNA SEAのギタリスト・SUGIZOが登壇し、心境を語った。

「氷艶」は、2017年、2019年、昨年に開催された、日本文化とフィギュアスケートが融合したアイスショー。今回は髙橋の故郷・岡山県を舞台にした、「桃太郎」の元となる「温羅伝説」が題材の物語が展開する。脚本を末原拓馬が手がけ、吉備の里の王で“鬼”とされた温羅(うら)を髙橋が、“桃太郎”のモデルで朝廷が闇呑神の力を借りて育成した殺戮兵器・吉備津彦を増田が演じる。

本作で初のスケート演出に挑む堤は、「氷上の演出は初めてです。数年間勉強させていただきましたが、真摯に向き合えば、その過程で大きな発見や喜びがあるはず。その熱をお客様に届けられるよう、綿密に計算しながら楽しいエンタメショーを演出したい」と話し、「氷面を鏡のようなイメージで、映っているものが正しいのか、生身が正しいのか、心のお土産に持ち帰ってもらえるようなものになれば」と構想を語った。

シリーズ4作目に臨む髙橋は、「『桃太郎』の題材をやりたいという思いがずっとありました。僕は鬼の役をやりますが、何が悪で何が正義なのか、いろいろなことを考えさせられる舞台になるんじゃないかと思っています」と意気込んだ。

また今回、アイススケート初体験となる増田は、髙橋にスケーターとしての筋を認められつつも周囲からは心配されていることを明かし、「本番が近づくにつれ、ドキドキが増しています。大輔くんと対決する役なので、スケートは精一杯がんばって、できるところまで上り詰めたい」と話す。なお、スケーティングの完成度が高まるにつれ、足さばきが増えるため、衣裳の丈が短くなっていくそうで、ポスタービジュアルでは床に付く程の長い丈の衣裳を着ていた増田は、「本番では(衣裳の)“上だけ着てる”みたいになれたら」とちゃめっ気を見せ、会場の笑いを誘った。

一方、SUGIZOは堤との協働が「四半世紀ほどの悲願だった」と言葉に力を込める。音楽について聞かれると、「アイススケートというアプローチを使い、堤監督の思い描く壮大なロックオペラを、僕がいかに最高峰の形で世に出せるか。スポーツ(髙橋)、エンタメ(増田)、映画(堤)、そして音楽(SUGIZO)の4トップがそろった至高で究極のアート表現になると思うので、僕はときめいています」と話す。本作の音楽は、1970年代のロックをベースに、トランス、ダンスミュージック、ジャズ、民族音楽、クラシックなどの要素が盛り込まれるそうで、自身の「集大成の音楽が、監督と『氷艶』の世界にうまく誘導できたら」と語った。すると髙橋が、「スケートといえばスピード感。SUGIZOさんの楽曲には張り詰めた空気感があり、物語としていろいろな思いを馳せられるので、今から楽しみになりました」と微笑んだ。

初共演となる増田と髙橋は、氷上で殺陣やアクションを駆使し、それぞれの運命に翻弄されながらも壮絶な戦いを繰り広げる者たちを演じる。増田は髙橋に対して、「初めて会ったときから、昔からの友達だったような感覚にさせてくれる方。劇中では2人が出会うことでそれぞれが変わっていきますが、そういう繊細な部分も大輔くんとなら作るのが楽しそう」と期待を述べた。一方髙橋は、増田について「普段とパフォーマンスとでは別人のように雰囲気が変わる。自分もレベルを上げていかないと、W主演という立ち位置になれないんじゃないかと思うくらい。緊張感があり、お互いにどんどん高まっていくんだろうなと感じています」と答えた。

公演は7月5日から7日まで、神奈川・横浜アリーナにて。なお、本公演にはそのほか、荒川静香、福士誠治、村元哉中、田中刑事、島田高志郎、青山凌大、森田望智、吉田栄作が出演し、特別音声出演で戸田恵子、特別映像出演で市村正親が参加する。

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※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。