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“ドイツ・ヒロイン三部作”の完結編「フェードラ -炎の中で-」主演は堀井美香

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「フェードラ -炎の中で-」ビジュアル

「フェードラ -炎の中で-」が、6月26日から29日まで東京・銕仙会能楽研修所、7月5・6日に茨城・水戸芸術館 ACM劇場 特設能舞台で上演される。

「フェードラ -炎の中で-」は、ドイツ語圏で活躍する、ジョージア生まれの作家ニノ・ハラティシュヴィリがギリシャ神話を元に書いた戯曲。同作は、2022年にジョージア・トビリシで初演、2023年にドイツ・ベルリンのベルリナー・アンサンブルで上演されたあと、オーストリア・ウィーンやドイツ・フランクフルトでも新演出で立ち上げられた。今回は日本初演として、深作健太の演出、大川珠季の翻訳・ドラマトゥルクで本作を立ち上げる。

作中では、アテネの王テーセウスの妻フェードラを中心にした物語が展開する。女ざかりを過ぎた喪失感に囚われていたフェードラの前に、長男デモフォーンの未来の花嫁・ペルセアが現れる。若く美しく、反抗的な“魔性の女”でもあるペルセアを、フェードラは唐突に愛してしまい……。本作には、フェードラ役でフリーアナウンサーの堀井美香、アカマース役で市川蒼、デモフォーン役で白又敦、ペルセア役で佐竹桃華、パノペウス役で宮地大介、テーセウス役で加藤頼が出演する。

本公演が、初のストレートプレイ作品への出演となる堀井は「フェードラの世界にあるのは、自分への慰めの解放か新たなる蘇りか。一人で続けてきた語りの舞台とは全く違う、演劇という初めての場所。へこんで打ちのめされたその先にいる自分を、皆さんに見ていただきたいです」とコメント。これまで、数多くのドイツ語圏の戯曲を上演しており、今作を“ドイツ・ヒロイン三部作”の完結編と銘打っている深作は「三人の女性の人生を通じて、混沌の時代を描いてきた〈ドイツ・ヒロイン三部作〉もいよいよ完結。ヒロイン・フェードラ役には、念願の堀井美香さんをお迎えいたします。ひとつの出会いが、人生を一瞬で変えてしまう。女とは?男とは? 現代のタブーを撃つ、ドイツ演劇最新作の日本初演。能舞台の上で繰り広げられる渾身の家族劇を目撃してください!」と思いを述べた。

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