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坂本龍一のドキュメンタリー「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」4Kレストア版が劇場公開

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「『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4K レストア版」特報版フライヤービジュアル

1985年に制作された坂本龍一のドキュメンタリー「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」が、4Kレストア版として2026年に全国公開される。

坂本が4枚目のソロアルバム「音楽図鑑」を制作し始めた時期に、1週間で撮影された本作。スタジオでのレコーディング風景やインタビューを通して、当時30代だった坂本が自身の生い立ちや価値観、音楽哲学、文化について語る姿が収録された。さらに「ラストエンペラー」の劇伴制作の様子や、主演作「戦場のメリークリスマス」の映像、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)が行った「散開コンサート」の模様も映し出される。坂本のほか矢野顕子、細野晴臣、高橋幸宏らが出演した。

監督を務めたのは、ジェリー・ルイスやシャンタル・アケルマンのポートレート撮影を手がけたエリザベス・レナード。1983年にカンヌ国際映画祭で「戦場のメリークリスマス」のプレミア上映を観たことが、制作のきっかけとなった。

本作は完成後にロッテルダム国際映画祭やロカルノ国際映画祭で上映されたが、日本では第1回東京国際映画祭でのみ披露され、その後発売されたVHSとDVDは入手困難な状況に。このたび、倉庫に眠っていた16mmフィルムが発見されたことでデジタル化が実現した。今年1月に行われた「坂本龍一|Birthday Premium Night 2025」で特別上映が行われている。

なお公開決定に合わせ、3月30日まで東京・東京都現代美術館で開催されている展覧会「坂本龍一|音を視る 時を聴く」にて、本作の場面写真を使用した特報版フライヤーが配布される。

©Elizabeth Lennard