アリアナ・グランデ「ポピュラー」の舞台裏、「ウィキッド」新映像が公開

映画「ウィキッド ふたりの魔女」より、アリアナ・グランデが歌った「ポピュラー」の撮影現場などを捉えた特別映像がYouTubeで公開された。

本作は魔法と幻想の国オズのシズ大学で出会った2人の魔女の運命を描いたミュージカル。シンシア・エリヴォが生まれつき緑色の肌を持ち周囲から疎まれてきたエルファバ、グランデが魔法に憧れる人気者グリンダを演じた。

「ポピュラー」はグリンダがルームメイトのエルファバを人気者に変身させようと、彼女にさまざまなことを伝授する内容の人気楽曲。グランデのアドリブ満載のキュートで笑えるミュージカルシーンで、グリンダが香水を振りまき、クローゼットから洋服や靴を引っ張り出し、エルファバの自信を引き出そうとするさまが描かれる。

映像ではグランデがスタッフに「この香水瓶すごい音がするのよ。聞いててね」と言いながら、大量の香水を自分にかけて笑みをこぼす一幕も。監督のジョン・M・チュウは、グランデがリハーサルでベランダの手すりから落下してしまうハプニングがあったことも証言。監督がヒールを履いたまま動き回るグランデのけがを心配していたことを話すと、彼女は首を横に振り「ペタンコ靴の方が歩きにくいの」と打ち明けた。

このたびグランデのコメントも到着。映画への出演が決まるまでの経緯を明かした。

ブロードウェイミュージカル「ウィキッド」の大ファンで幼い頃からグリンダ役を切望し、オーディション段階から細かい役作りをしていたというグランデ。「クローゼットの中に“かわいいピンクアイテム”コーナーを設けました。ピンクの下着までそろえて『今日のグリンダはどんな下着にするかしら』みたいな感じで」と振り返る。

チュウには「オーディション会場で言うわけにいかなかったことを、きちんと伝えておきたかった」と手紙も書いたそう。その内容については「あくまでも演技で判断していただきたいということ。私にとってこの物語が大切なあまり、私がふさわしくないなら、いっそ出演しないほうがましだと思っていました。大事なのは作品ですから」と明かす。

さらに合格通知を受け取ったときを振り返り「涙が止まりませんでした。どんな結果が出てもいいように覚悟していたのに、あんなに感動したのは初めてです。世界一幸せでありがたいと思いましたね。あれ以来いまだに、嫌な日は1日たりともありません。ピンクのクローゼットさえあれば幸せです」と思いを伝えた。

「ウィキッド ふたりの魔女」は全国で公開中。

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