旧将棋会館には怪人が潜む…新作詰将棋を音楽劇に「PHANTOM of the SHOGIKAIKAN」
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音楽劇「PHANTOM of the SHOGIKAIKAN」チラシ表
音楽劇「PHANTOM of the SHOGIKAIKAN」が、4月23日から27日まで東京・上野ストアハウスで上演される。
これは、黒薔薇少女地獄 / エムキチビートの太田守信による、詰将棋を演劇化するシリーズの最新作。同シリーズでは舞台上に3.6m四方の将棋盤が置かれ、擬人化された駒の動きとリンクした物語が進行する。
本作の上演にあたり太田は、「オペラ座の怪人」の展開に沿った新作詰将棋を募集。その結果選ばれた馬屋原剛による棋譜を元に、音楽劇が立ち上げられる。将棋連盟100周年記念対局を控えた新将棋会館お披露目パーティーの最中、不穏な手紙が届いた。そして人々は「旧将棋会館のどこかに怪人が潜んでいる」と、まことしやかに囁かれていた噂を思い出す。怪人の名は玉将。醜い顔を仮面で隠した悪魔のような存在だった。一方、新進気鋭の棋士・角行には秘密があった。それは最近の急成長の裏に、“天使”と慕う師匠がいるということで……。
上演に向け太田は「これまでは江戸時代に作られた有名詰将棋作品をモチーフに作劇して参りましたが、今回は既存の物語からオリジナル詰将棋を作ってもらい、そこからさらに新作脚本として仕上げるというこれまでにない工程に挑戦しました。この新たな作業は私にとって非常に刺激的で、この詰将棋芝居という他に無いジャンルも新境地に至ったのではないかと手応えを感じています。今回も、巨大な盤上で躍動する俳優と駒の動きを楽しんでいただけましたら幸いです!」とコメントしている。
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