「今度はあんたの奴隷?ふざけるな」セレーナ・ゴメスが歌って踊って叫ぶ
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セレーナ・ゴメス演じるジェシー
映画「エミリア・ペレス」より、セレーナ・ゴメス演じるキャラクターが怒りと悲しみを爆発させる劇中歌「Bienvenida」の本編シーンがYouTubeで解禁された。
本作はメキシコの麻薬王マニタスが「女性としての新たな人生を用意してほしい」と弁護士のリタに頼むことから始まるミュージカル。完璧な計画によって姿を消したマニタスは、やがてエミリア・ペレスという女性としてリタの前に再び現れる。
ゴメスが演じたのは、マニタスの妻であるジェシー。彼女は夫が死を偽装した計画を知らないまま、子供たちともに国外へ移送されてしまう。4年後、突如として現れたマニタスの“いとこ”を名乗るエミリアに迎え入れられ、再びメキシコで暮らすことに。しかし、ジェシーにとってその豪邸生活はまるで監獄だった。
「Bienvenida」は自由を奪われたジェシーの心情を象徴するナンバー。人生を振り回され、我慢の限界に達した彼女は「今度はあんたの奴隷? ふざけるな」と、その苛立ちをぶつけながら、激しく踊り、叫ぶ。束縛からの解放を求める彼女の姿は、本作のテーマ「自己を取り戻す旅」とも深くリンクする。
この楽曲を手がけたのは、フランスの国民的シンガーであるカミーユ。ゴメス自身は「カミーユが私を信じてくれたおかげで、今まででもっとも高音を出せた」と、ボーカルとして新たな表現への挑戦となったことを明かしている。
ジャック・オディアールが監督した「エミリア・ペレス」は3月28日より全国ロードショー。
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