刀ミュ新作「坂龍飛騰」開幕に田村心「7年ぶりの陸奥守吉行の出陣、楽しみにしていてください」
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「ミュージカル『刀剣乱舞』~坂龍飛騰~」より。
「ミュージカル『刀剣乱舞』~坂龍飛騰~」が、本日3月23日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開幕した。
これは、「ミュージカル『刀剣乱舞』」シリーズの新作公演。脚本・作詞を浅井さやか、演出を茅野イサムが担い、田村心扮する陸奥守吉行、石川凌雅扮する肥前忠広、そして今作が初登場となる塩田一期扮する南海太郎朝尊、福澤侑扮する笹貫、佐奈宏紀扮する後家兼光、大友至恩扮する大慶直胤の計6振りが出陣。また歴史上の人物キャストとして、坂本龍馬役の上山竜治、西郷隆盛役の松本亮、久坂玄瑞役の鈴木利典、岡田以蔵役の兼松若人、勝麟太郎役の日野陽仁らが出演する。
開幕に際し、田村は「僕個人としては、7年ぶりの本公演ということで、かなり気合を入れて臨みました。しかし、気合だけではどうにもならないこともたくさんありましたし、自分の未熟さにも改めて向き合うような稽古期間でした。そんな中で、絶対に折れないという気持ちは忘れずにひたすら前を向き、今日まで過ごしてきました。万全の状態でお客様にお届けしたいと思っております。7年ぶりの陸奥守吉行の出陣、楽しみにしていてください」とコメント。
茅野は「今回、『新時代の旗を掲げろ』という合言葉で、新しい時代をこのメンバーで作るぞ、と言っています。ミュージカル『刀剣乱舞』は今年が10周年という節目ですけれども、実は昨年、9年目の時点で『祝玖寿 乱舞音曲祭』や『陸奥一蓮』といった今までの集大成のような作品を上演しました。僕はこの10年目を、今までを振り返るというよりは、ミュージカル『刀剣乱舞』の新たな始まりの年と位置付けているんです。新しい時代を作る、それに相応しいメンバーが集まったと思いますし、もちろん稽古では苦労もしましたが、いま振り返ると楽しかったことやこれからへの期待の方が、大変だったことを上書きしていると感じます。彼らは皆、とても前向きで真面目で、先輩たちにも良い意味でまだフレッシュさがあり、最年少は17歳ですが、皆がフラットな良い座組になったと思っています。これだけ良い座組なので、良い作品が生まれたのではないかと……もちろんこれが良い作品かどうかはお客様が観て判断してくださることではありますが、胸を張ってお見せできる作品になったと思っております」と思いを述べた。
東京公演は3月30日まで。このあと本作は、大阪公演が4月5日から26日まで大阪・箕面市立文化芸能劇場 大ホール、そして東京凱旋公演が5月2日から11日までTOKYO DOME CITY HALLで行われる。なお、初日となる3月23日18:00開演回、そして5月11日12:30開演回がDMM TVでライブ配信されるほか、千秋楽となる同日18:00開演回ではライブ配信に加え、全国の映画館でライブビューイングも実施される。
石川、塩田、福澤、佐奈、大友のコメント、茅野の全文メッセージは以下の通り。
石川凌雅 コメント
今年1月1日にこの公演のことが発表され、そこから3ヶ月半、振り返ればあっという間でした。
今回もたくさんの経験をさせていただき、想像もしていなかった感情が稽古の中で生まれました。
この作品がたくさんの方にお届けできますように。そして空の彼方できっと見ていてくださっている幕末の偉人の方々にまで届くよう、精いっぱい刀剣男士として在りたいと思います。最後までよろしくお願いします。
塩田一期 コメント
長い稽古期間を1週間くらいに感じるほど、一生懸命に目の前の課題と向き合い、取り組んできました。
自分としての南海太郎朝尊をさらに研究して深めていけるよう、まだまだ勉強していきたいと思います。
この作品に携わらせていただくことになって日本史をすごく勉強しまして、こんなにも壮大なドラマが繰り広げられていたということを改めて知ったので、観に来てくださるお客様も、この作品を通して日本の歴史も愛していただけたらと思います。
福澤侑 コメント
10周年という節目に、新刀剣男士として参加できたことを本当に感謝しています。
今回、演出の茅野さんとご一緒して、演劇とは、芝居とは、という自分が今までやってきたことを改めて根本的に考えることができた稽古期間でした。刀剣男士キャストだけでなく、キャスト、スタッフ、関わっている全ての方がものすごい熱量なので、自分もそれにちゃんと答えなければと思い、とにかく必死でやってきました。
僕にできることを全て、全力でぶつけてまいりますので、どうか皆様よろしくお願いします。
佐奈宏紀 コメント
稽古期間は長かったはずなのに、一瞬で初日を迎えたと感じていて、それだけ濃密な稽古をしたんだと思っています。
僕の役者人生の中で、ミュージカル「刀剣乱舞」に触れなければ絶対にわからなかった役作りの仕方など、新たな扉が開いている感覚があり、本当にわくわくしています。
自分たちが作ってきたものが、これからお客様にどう受け取っていただけるのか本当に楽しみです。
新刀剣男士として新たな風を、そして“ごっちん”としては、皆様にたくさんの愛を届けられるように頑張ります!
大友至恩 コメント
現在のミュージカル「刀剣乱舞」では、最年少の刀剣男士キャストとなりました。
自分自身、今まであまり多くの舞台は経験していないのですが、今回2ヶ月という長くも短い稽古期間の中で、たくさん学ぶことがありました。時には自分に対して「大丈夫なのかな」と心配になることもあったのですが、ようやくここまで来ることが出来たので、観てくださる方に幸せを届けられたら、と思っています。よろしくお願いします。
茅野イサム コメント
今回はずばり、陸奥守吉行と坂本龍馬の物語です。
7年前に陸奥守吉行が出陣した「結びの響、始まりの音」では語られることのなかった、陸奥守吉行と坂本龍馬の物語を、いつか深く描きたいと思っていました。陸奥守吉行が背負っている悲しみの正体は何なのか、なぜあれほど強くなることができたのか。それを知りたかった。ですから今作は、そこに深く切り込んでいく物語となっています。
ミュージカル「刀剣乱舞」ではこれまでもかなり過酷な任務、出陣を描いてきていますが、今回の物語は、陸奥守吉行にとっては今までと違う意味で非常に過酷な戦いになっています。
それを周りの刀剣男士たちがどのようにサポートしていくのか……彼らは一枚岩ではなく、それぞれの考えで行動する面もありますが、そういったところも含めて今までにない物語に仕上がったと思っております。
今回、「新時代の旗を掲げろ」という合言葉で、新しい時代をこのメンバーで作るぞ、と言っています。
ミュージカル「刀剣乱舞」は今年が10周年という節目ですけれども、実は昨年、9年目の時点で「祝玖寿 乱舞音曲祭」や「陸奥一蓮」といった今までの集大成のような作品を上演しました。
僕はこの10年目を、今までを振り返るというよりは、ミュージカル「刀剣乱舞」の新たな始まりの年と位置付けているんです。
新しい時代を作る、それに相応しいメンバーが集まったと思いますし、もちろん稽古では苦労もしましたが、いま振り返ると楽しかったことやこれからへの期待の方が、大変だったことを上書きしていると感じます。
彼らは皆、とても前向きで真面目で、先輩たちにも良い意味でまだフレッシュさがあり、最年少は17歳ですが、皆がフラットな良い座組になったと思っています。これだけ良い座組なので、良い作品が生まれたのではないかと……もちろんこれが良い作品かどうかはお客様が観て判断してくださることではありますが、胸を張ってお見せできる作品になったと思っております。
©NITRO PLUS・EXNOA LLC/ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会