W杯優勝の高すぎる目標設定という疑問の声に、森保監督「周りの人は笑うかもしれないが、必ずチャンスはある」
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(写真左より)森保一監督、遠藤航主将
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すべて見る8大会連続8度目となる『FIFAワールドカップ』出場を史上最速で決めたSAMURAI BLUE(日本代表)が次なる目標に向けてリスタートを切る。3月24日、『FIFAワールドカップ26』アジア最終予選(3次予選)・サウジアラビア戦に臨む日本代表の前日会見が行われ、森保一監督と遠藤航主将が意気込みを語った。
森保監督「明日の試合、『W杯』出場を決めたが、ホームでの戦い、我々には公式戦も親善試合も関係なく、目の前の試合に勝利を目指して全力を尽くことをやってきた。明日のサウジアラビア戦もアグレッシブに全力を尽くし、選手たちには新たなチャレンジをしてもらって、サポーターと喜びを分かち合いたい」
遠藤主将「『W杯』出場権を決めたが、明日から新たなスタート。ホームでできるので、サポーターに勝利を届けたい思いが強い。これまでいい準備ができているので、明日も勝利を届けたい」
明日のゲームではどれぐらいメンバーを入れ替えるか問われた指揮官は?
「バーレーン戦の先発からふたりチームを離脱しているので、ふたり以上替えることは間違いない。勝利を目指すのは変わらず、チーム力を上げるためにも誰が出ても機能する、誰が出ても勝つということをやっていきたい。今日の練習を見て最終的に決めるが、選手たちには勝利を目指してやってほしい」
サウジ戦のフォーカスポイントを聞かれた主将はこう返答した。
「最近やっているのはルーズボールの処理。勝敗を左右するのに大事だと思っている。アジアはロングボールを蹴ってくるので、僕だけではなく最終ラインも含めてヘディングで返すだけではなく、トラップしてマイボールにするとかやれれば。シンプルにプレーするのも大事だが、相手のレベルがこれから上がってきたり、『W杯』で優勝するということを考えたら、そういうところが大事になってくる」
『W杯』ベスト16が最高位の日本が優勝を目標に設定した正当性を疑問視されると、森保監督はこのようにキッパリ。
「日本がまだベスト16の壁を破っていない歴史を知っている。『カタールW杯』で最後クロアチアにPKで敗れたが、その時にチャンスがあると感じた。日本サッカー協会が2050年までに『W杯』で優勝すると公言している。その目標に向かってチャレンジすることが大事だと思っている。周りの人が笑うかもしれないが、必ずチャンスはあると思っている。何をレベルアップしないかいけないかというと、すべてでレベルアップしないといけない」
改めてサウジアラビアの印象を聞かれたふたりは次のようにコメントした。
森保監督「アジアでもトップトップの力のあるチームだと思っている。フィジカルもボールを動かすテクニックもアジアのトップの力がある。個々の能力も高く、個人で試合を決定付ける選手が攻守にいる。組織力も警戒しつつ、上回っていかないといけない。明日は厳しい戦いになる。
サウジアラビアは今『W杯』にストレートで出らるかどうかの土俵際にいるので、強いメンタリティで臨んでくると思う。相手のことは常に警戒心とリスペクトを持たないといけないが、我々のホームであり、相手以上に強い気持ちで勝利する準備をしているし、試合まで勝利するために必要なことを全部した上で試合に臨みたいと思っている」
遠藤主将「非常にいいチーム。最近結果は出ていないが、いろんな戦い方ができるチーム。個々の力もあるが、僕を含めて相手を知っているので、明日はまた勝点3を取れるようにしたい。
明日の試合、戦術うんぬんよりもメンタリティで上回ることが大事。サウジアラビアは追い込まれた状況で向かってくるが、それ以上に『W杯』優勝を目指すチームだということを前面に出していかないといけない。最終的に戦術的なことよりも気持ちの部分で上回らないといけない。球際の部分とか大事になってくると思う」
『W杯』アジア最終予選・日本代表×サウジアラビア代表は3月25日(火)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。チケットは予定枚数終了。試合の模様はテレビ朝日系列にて生中継、DAZNにてライブ配信。
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