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鴻上尚史・石黒賢らが野沢尚の“名作”に挑む、岡本圭人は「久しぶりに踊ります」と奮起

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「反乱のボヤージュ」取材会より、左から鴻上尚史、石黒賢、岡本圭人。

「反乱のボヤージュ」の公演に向けた取材会が昨日3月24日に東京都内で行われ、脚本・演出を手がける鴻上尚史、出演者の石黒賢と岡本圭人が出席した。

「反乱のボヤージュ」(集英社)は、2000年4月から2001年1月まで「小説すばる」で連載された野沢尚の小説。その後、単行本が刊行され、2001年にテレビドラマ化された。物語の舞台となるのは名門大学の学生寮。舞台版では、寮の取り壊しをもくろむ大学側から送り込まれた舎監・名倉憲太朗役を石黒、学生寮暮らしの医学部1年生・坂下薫平役を岡本が演じる。

鴻上は作品の印象について言及し、「『反乱のボヤージュ』は伝説の名作。読み手の心を熱くする小説を舞台化できるというのは、演出家にとって非常に幸福なことです。石黒さん演じる名倉さんが、学生たちに向かって『お前らはフワフワしているだけで、地に足がついてない』というようなセリフを言うシーンがあるのですが、ぜひこの作品を現代の若者たちに観てもらい、名倉さんからの説教に対して『なにくそ!』と思ってもらいたい。しかし若者だけでなく、あらゆる世代に響く作品なので、年齢が上の方々はノスタルジーを感じられるのではないかと思います」と見どころを語る。

石黒は「本作では、学生寮の舎監である名倉が、学生と日々を過ごすうちに心を通わせる姿が描かれます。“父性”が1つの大きなテーマになっているので、学生たちとの心の距離をうまく表現できたら良いなと。鴻上さんとも岡本さんとも今回初めてご一緒するので、非常に楽しみです」と2人に目配せした。

岡本は「自分が演じる坂下は、ストーリーテラーや狂言回しのような役割を担う存在。長ゼリフが多く難しい役どころではあるのですが、作品の核になっている部分を理解して、しっかりとお客様にお届けできれば。作品を通して、お客様の胸の中にある熱いものを呼び起こすことができたら良いなと思います」と意欲を見せる。続けて、岡本は「鴻上さんにお聞きしたいのですが……ダンスの場面はありますか? 僕は踊るのでしょうか?」と恐縮しつつ質問。これを受けて、鴻上は「ちょっとですが、踊りの要素があります。せっかくSTARTO ENTERTAINMENT所属のあなたに出演してもらうのだから、踊ってもらわないと!(笑)」と岡本に発破をかける。岡本は「ありがとうございます。すごく久しぶりですが、がんばって踊らせていただきます」とはにかみ、「ダンスのほかにも、バンドの方が歌唱したり演奏したりと、あらゆるエンタテインメントの要素が詰まっているので、多くの方に楽しんでいただける作品になるのではないでしょうか」と魅力をアピールした。

「反乱のボヤージュ」の公演は5月6日から16日まで東京・新橋演舞場、6月1日から8日まで大阪・大阪松竹座で行われ、チケット販売は本日3月25日10:00にスタート。

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